表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未来ノ軌跡  作者: 紫音
第壱章 ―魔眼―
4/5

Error

ルルフェット曰く冒険者になるためには冒険者ギルドと言う所に登録しないと行けないらしい。そのため、俺たちは今、冒険者ギルドの前までやってきた。


「こんばんは、冒険者ギルドにようこそ。本日担当させて頂くジャンヌと申します。」

「今日はコイツの登録をお願いしたい。」


ルルフェットはそう言うと後ろでキョロキョロと辺りを見渡していた俺をジャンヌの前に突きだした。


「なるほど、新規ご登録の方ですね。ではこちらに」


ジャンヌは自分の後ろにあるドアを開け俺を中に入るように手招きをした。

俺は誘導に従い中に入ると中にある機械に驚きを隠せずにいた。

そこにあったのは人が一人入れるくらいの大きな一つのカプセルと大きな機械。白い部屋にはこれでもかと言うくらいの明るい照明だった。


「では、こちらの中にお入りください。」


そう言うとジャンヌは機械の前にある椅子に座り何やら作業を行う。

説明も無しだった為、頭に?を沢山浮かべカプセルの中に入る。

するとカプセルの中に蒼く半透明な液体が入って行く。


「っっ!?」


びっくりし、息を止めるも一分も持たず液体を飲み込んでしまい、軽いパニック状態に陥るも息が出来る事にびっくりし、目を瞑る。


「では、始めます。」


ジャンヌはそのまま機械をいじっていく。


―――――――――――――――――――――――――――――



蒼い液体が紅く変わり機械の画面にはエラーの文字が並ぶ。

『えっ、こんな事あるはずが』

私は驚きを隠せず急いでキーボードを打ち込んでいく。


すると、エラーの文字の変わりにカタストロフィの文字が浮かび画面が黒くなりカプセルが開く。

機械からは黒い煙が立ち上ぼり、カードが機械から出てきた。


「なんだったの、いったい・・・」


―――――――――――――――――――――――――――――


「うっ・・・」


口から胃まで入っていた液体を吐き、咳き込みながらカプセルから出る。


「うっ、うん。一応出来たわよ?」


そう良いながらジャンヌは俺の手に一枚のカードを手渡した。




名前:シルロード=クライシス

発行者:ジャンヌ=シャーロット

称号:無し


Lv.1

STR:D

DEX:C

VIT:D

AGI:C

INT:Error

MND:Error


「エラー?」

「訳わかんない・・・エラーってこんなの初めてよ」


頭を抱え悩むジャンヌ。悩んでも分からないと思ったのかため息を漏らし、部屋を俺と退出した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ