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【詩】熊と人 どっちが有罪?
熊と人の対立
最近よく目にする
だが、これは今に限った話ではない
昔から繰り返されてきた
人が住む場所を開拓し
そこに住んでいた熊が
荒らしに来た人間を襲う
これは、どっちが悪いのだろうか
私は人間だから
私も自然を破壊しながら生きているから
人間を責められない
けれど、裁判にかけられたら
人間は「有罪」だろう
私たちは、オオカミを日本から消してしまった
そして、今でもDNAを探し続けている
もういないのに、探し続けている
私たちにとっては
命の危険が伴う「害獣」だった
でも、オオカミたちは何もしていない
ただ、本能のままに生きているだけ
私たちが怖がり
平穏な生活のために滅ぼしたのだ
地球は思ってるだろうか
「害獣」は人間だと