謎のタピオカ
ん・・・なんだ?なんでタピオカがここにあるんだ??
意味が分からない。俺はタピオカが大の苦手だというのに。
きっと姉さんの仕業だ。そうだ!そうに決まってる!!ったくアイツは!
隆二「よし。姉さんに帰そう。こんなん持ってても、しょうがねえしな。」
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ちひろ「で?そのタピオカを私のところに持ってきたってわけ?」
隆二「そう。これお前のだろ?」
ちひろ「ちがうわボケェッ!!!」
隆二「いってえ!・・じゃあ誰のだよー?」
つーか、そこまで怒らなくても・・・。
姉さんのでもないとしたら、後は母さんか、父さんか。珍しいな。
あの二人がタピオカを飲むとか。
隆二「じゃ、あの二人にあたってみよう」
ちひろ「さっさと失せろ!!このハゲ!」
隆二「ハゲてねーしっ!ハゲをバカにすんな!!」
父「ハゲに優しいんだな。隆二は」
隆二「父さん!?何で家にいんの?」
父「ちょっと忘れ物してな。しかも、今家を出たばっかりだろう?」
隆二「そうだっけ?・・あ、でさ。父さん俺の部屋にタピオカ置いてった?」
父「いや、父さんはタピオカ飲まないし・・。母さんじゃないのか?」
父さんタピオカ飲まないっけ?まあ、それはいいけど。
母さんか・・・。一体、俺の部屋に何しに来たんだろ??
隆二「それはひとまず、学校行ってくる。」
父「父さんも出る。ちひろは留守番よろしくな!」
ちひろ「あら、珍しい。そんなこと言われるの久しぶりだわ!」
父「そうか?・・じゃあ、母さんを頼むよ。具合悪いから。」
ちひろ「はあーい。」
父&隆二「行ってきまーす」
父「じゃ、学校頑張れよ。」
隆二「父さんも仕事頑張って・・。」
父「はは!恥ずかしいな!」
なんだよ。・・・今日の父さん、なんか違うな。
タピオカとなんか関係してるとか??
おっと!!さっきからタピオカのこと考えすぎた!
受験生なんだから、もっとしっかりしないとな・・・。
???「おい、そこの少年よ」
隆二「はい・・・え?」