Act2 やべぇってこのスキル俺Tueeeできるじゃん
ユウタは相変わらず冷静だった
「う~んこれから先どうすっかな。
どっか村みたいな所でも行けたらいいけど。それと寝床と飯が欲しい。水しかないのはキツいわ」
その時ハッと思い出したかのように
「そういやじいさんにステータスうんたらかんたらって言ってた試してみるか」
ユウタは頭の中でステータスと念じた
すると次の瞬間目の前に項目が現れた
「うおっなんじゃこれまんまゲームじゃねぇか」
項目にはそれぞれ
ステータス
魔法
称号
メッセージ
と書かれており、メッセージには新着があった
メッセージを開きながら
「またじいさんかなんかだろ」
と呟いた
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「スキル、称号を獲得しました
確認しますか?」
突然の獲得
「俺なんかしたか?普通レベル上げしたら手に入れるモンなんだけどな。
とりあえず確認確認」
はいに指をかざしながらも相変わらずブツクサ言ってる
余程この世界のシステムが気に食わないのか
アクティブスキル
魔法
火魔法:下級
水魔法:下級
雷魔法:下級
土魔法:下級
風魔法:下級
光魔法:下級
???
うおおすげぇ下級だけど魔法全部使えるじゃん
で下級ってこと上級もあるってことか
特殊魔法
飛行魔法:究極
空間転移:究極
瞬間移動:究極
魔法詠唱:究極(無詠唱)
重力変更:究極
魔法付与:究極
???
???
こんなんチートやチート!究極って何だよ上級の上じゃん
瞬間移動って孫○空や
んで重力変更か・・・ぺっちゃんこにできるってことなんかな
魔法付与はエンチャか
パッシブスキル
HP上昇
MP上昇
攻撃力上昇
防御力上昇
攻撃速度上昇
経験値獲得量上昇
威圧
パッシブスキル普通やわ思ったより普通だわ
感想が思い浮かばない
称号
勇者になる者(あらゆる闇魔法を受け付けない)
魔王になる者(あらゆる光魔法を受け付けない)
言語理解者(あらゆる言語を読める)
伝説の魔法使い(魔法上達速度が著しく上がる)
神に並ぶ者(全ての攻撃を80%抑える)
???
???
???
称号ぇ
勇者と魔王どっちだよぉ
それと神に並ぶ者か・・・・俺もこうなるとは思わなかったよ
最後に気になるとしたら???のところだな
レベルアップで手に入れる感じだろう
あとはスキルがあるのはいいんやけど使い方や全然分からへん・・・
ユウタはかなり悩んだ
それも何時間も辺りはもう真っ暗だ
「わかんねぇよ!」
まぁそりゃそうなる
そこにピロンとメッセージが入った
「魔法は使われましたでしょうか?
もし分からないようでしたらヘルプをご覧ください」
ヘ、ヘルプ?
そんな項目どこにも無かったよ
んで今頃ですか・・・・はあ
思い溜め息を付いている
後ろを振り向き歩こうとしたところ目の前にあのじいさん(神)がいた
「えぇぇ!何でいるの!」
「伝える事があった。まず魔法の使い方じゃが頭の中にその魔法をどう使いたいか思い浮かべるんじゃ。そうすれば簡単に使える」
「最後に帝都ラグーンっていう場所に行きたまえそこで手助けしてくれる人がいるであろう」
「それとこれは必要なものじゃ」
ドサッと小さい袋を手のひらに乗せられる。結構ずっしり重く中はコインだろうか。コイン特有の音がなる
「それじゃ」
ひゅん
「またかよ!!何であいつは人の話を聞こうとしない!」
「まあ魔法のやり方は教えてもらったしいいか」
ユウタは教えてもらったことを実践してみた
「んじゃ火の魔法いってみよう。頭の中にどう使いたいか思い浮かべるんだよな。そしたらライターみたいな感じにするか」
指先に集中しライターのように火をつけようとする
ボッ
「おお!意外と簡単につくもんだな」
見た目はしょぼいが、ユウタは初めての事にかなり喜んだ
「じゃつぎは帝都だっけ?行ってみるか」
あれ?行くのはいいけど場所わかんねぇや
とりあえず飛んでみっか
「えっと足が浮かぶのをイメージして」
周りに風が吹いた
ゆっくりとだが徐々に足下が浮いている
「すっげー!超楽しい!」
子供になったかの様にはしゃいでいる
「とりあえず上まであがって周りの様子でもみるか」
ユウタは飛行魔法を成功させ上昇する高さは約600m程
おお見えるな
周りにポツポツ光も見えるし順番に回っていくか
今度は鳥が飛ぶような感じをイメージした
おお飛べる飛べるすげぇ
ユウタは一番始めに小さめの村に降りた
「普通に村って感じかとりあえず今日はもう遅いし寝るか」
宿のマークがある場所にむかい中に入った
「ちょう綺麗じゃん」
中のイメージとしては高級旅館をそのまま持ってきたような感じだ
フロントらしき場所から女将らしい人がこっちへ歩み寄ってきた
「ようこそいらっしゃいました。さあ中へどうぞお入り下さい」
「あ、ありがとうございます」
見た目の第一印象としてはおっとりしており年齢的には30代前半だろうか
い、いける
「今日はお一人さまでしょうか?」
「はい、そうなんです」
「そうしましたら、部屋が一つ空いてますのでそちらをご用意いたします」
「じゃあそれで」
気持ち悪いほど仕事がスピーディーだ
「お値段が25Gとなります」
ここの世界では値段の事をゴールドというのか
ユウタは懐から先ほど神から貰った袋を明け渡す
金貨など硬貨は入っていたものどのぐらいの価値なのかさっぱり分からない
「とりあえずこの袋から出しといてください」
「はいかしこまりま・・・えっ」
えって言いたいのはこっちだよ。その袋一体幾ら入ってるんだよ
「えっとそれでしたら銅貨2枚と穴銅貨をいただきます」
「こちらが鍵となりますので、階段を上がって一番奥の部屋となります」
「どうもです」
軽く会釈をしさっさと離れていく
うわぁなんかやばかったような気がするな
部屋に入りふかふかのベッドに飛びこんだ
「ふわぁぁぁあ今日はもう疲れたぽ」
ユウタはそのまま眠ってしまった相当疲れていたのだろう
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一方帝都ラグーン王室にて
「ふむもう奴が動き出したか・・・そろそろ準備を始めなくてはいけないな」
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魔界王室
「皆の者準備をしろ。人間界へ出向く」
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ユウタはこれから異世界全体の問題の中心人物になることを誰も知らない
お読みいただき有り難うございました