Conclusion〜了当〜
今回は最終話です。正直・・ぼろぼろでした書くことが無くてかなり焦ってしまいました。最終話というかいわゆるおまけです・・ほんとぐだぐだな感じなので
暇つぶし程度に読んでみてください☆
Conclusion 〜了当〜
夢の中でくらいまともに生きれればいい
現実でいかに不幸でも
現実でいかに哀れでも
たとえ世界が今日終わっても
たとえ明日が今日終わっても
もうこの世に生きる目的はなく
もう夢や愛を望むような愚民でもなく
ただ全ての人間は死ぬために
ただ全ての人間は傷付くために
無意味に息をし続けてる
死ぬことが怖いんじゃない
許せない
嫌いな
奴を殺せずに死ぬのが
一番怖い
せめて自分の命が終わる時
自分の嫌う人間も世界も全部が死ねばいいのに
―――その後
梨音がどうなったかは知らない。俺は梨音の勝手で国の官吏を作り出すために存在する政府直属の学校に入れられた。寮だって整ってる・・だけど俺以外の子供には母親がいない
俺が生まれてきた意味なんかこの世にきっとない。だけどあの男もあの女も俺は好きではない・・むしろ早く死ねばいいのにとすら思う
良春はどうやら梨音から逃亡するため、愛人と他国に逃げたらしい・・。そんなこと俺はどうだっていい
幼い頃から俺に一番相応しくなかったものは愛だ。幸福とか家庭とか習ってもきっと一生使わないに決まってる
俺は一体どうやって生きるのだろうか?どうせ国の直属の学校をまともに進みどうせこの国の腐敗をもっと進めるだけだろう
良春も海音いない・・これはある意味幸福で・・誰にも邪魔されない・・その後あの立那との子供がもう一人いて海音と3歳しか違わないということも実際はあたしは納得をしてないけどももうどうだって構わない
じゃあ海音を引き取れと言うけれどそんな馬鹿みたいな真似今更出来るわけがない・・・。もうあたしには夫もいなければ子もいない。そうなればいい・・・。それが事実だと・・・・。
「梨音さんって独身?」
「うん」
「だよね〜こんな美しい人が子持ちなわけないじゃん」
美男子に囲まれ、良春からかっぱらった慰謝料をあたしは他国の避暑地に家を買い、酒を呑み、ただ毎日男を家に招くだけ
あたしのことを軽い女だと言うのなら良春は何なのよ!?って言えるでしょ・・海音に恋しさがないことには自分は逆に驚いた。こんなにもあたしは夫にも子にも愛がないということに
あたしは一生働かなくてもいいくらいにせしめた慰謝料・・・・別にあぁ幸せって24時間思ってるわけじゃない。だけど、爆撃も無ければ死臭もない
不気味な煙も怪しい組織もない。ここには碧に近い色の海・・。海中の珊瑚も綺麗に見える。砂浜には多くの観光客がいる
ここには生活に困らないほどの店もある。1年中涼しいここは・・夏には避暑で・・。冬にはただここの住民が夏に稼いだ金で祭りをやったりしてる
全てが違う
あの頃のような生と死を彷徨うことはないし、あの頃のことを忘れられるくらい毎日が楽だった・・だって死ぬことがないのだから
「お前の父親って何してんの?」
「・・・・他国で愛人と暮らしてる」
「そりゃまた・・・」
「でもまぁ側に居られると暑苦しいしどうでもいいし」
「そんなものなのか?」
「お前の父親は?」
「今は大臣やってる」
「それはまたたいそうな」
「この国をもっともっといい国にしようって親父が言ってた」
いい国?この国のどこがいい国なのか教えて欲しい・・・10のガキでもわかるくらいこの国は堕ちてるんじゃないのか?こういうのをきっと洗脳って言うんじゃないか?
「どんな風に・・いい国にするんだろうな」
「これ以上にもっとさ」
「・・・この戦争をしてもいい国なんだな」
「この戦争は悪い奴らを捕まえるためさ」
「悪い奴って・・・?」
「フュール以外にいるわけないだろ?」
お前・・・そんなんでこの国の官吏になって・・・どうせもっとこの国をおかしくなってくんだろ?こんなのがいるから世界は狂ってくんだろう
えっとちなみに作者の言い訳です。これは前話で大間違いをしてしまいまして・・・。良春と立那の子供は海音と3歳差にさせなければならなかったのに・・・海音が10歳の時に出来てしまうと・・10年後の話が大ずれになってしまうので・・ちなみ・・その作者のいい加減な設定のせいで出来た立那との二人目は・・・どうしましょうか?さてこの後の話は20歳になった海音のお話です・・長編過ぎる長編なので章の中でも分けたほうが・・とか思ってます