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最終章ー結末

僕は天井のシミを見ていた、いつから見てるのかハッキリと!思い出せない!ずっと考えいたキモいと言われて初めて何者かになった事、そして!そんなキモい自分にもう何も出来ることはないだろうと思いを巡らせていた


男性廃棄処分場の中は僕は知らない多分みんな知らないと思う中での事は公表されないのだ、唯一知ってる事といえば30歳になると、今現在行っている仕事を退職をさせられて!寝泊まりする!廃棄処分場から工場に働きに出されるらしい、僕達の普段飲んでる飲料水や使ってる筆記用具、朝晩食べてる菓子パンありとあらゆる製造業の仕事に就くらしい、一方でセックスができたイケメンと言われてる彼らは現在行っている仕事を継続するか、みんなの顔となる販売店や飲食店などの仕事に就く、これが今の日本のルールだ、


僕は何気なくテレビをつけた、そこには今日の特集とやらのニュース番組が写し出された!そこには見るからに顔が整ったイケメンと呼ばれそうなニュースキャスターが街頭にマイクを持って立って話していた!


「はい!今日の街角インタビューです!さて今日のお題は女の子に聞く!貴方は何人の人とセックスしましたか?です!早速行ってみましょう!」


「こんにちは!ちょっといいですか?」

「え!やばい!やばい☆なになに!」

「街角インタビューです!」

「え!うそぉー!☆」


キャぁーキャぁーキャぁー 


「皆さんはお友達ですか?」

「ハイ!!!」

「ハモってるねぇー仲いいね!さて今日のお題は何人とセックスしてきましたか!です!」


「え!ちょっと由佳ぁあれいいなよぉツンツン!」

「いっちゃえ!いっちゃえ」

「えぇーぇー!えっとぅ今日セックスしてきましたぁ☆☆」


「えぇーマジかぁこれは凄いね!誰と誰と!」

「えぇーあの、なんかぁカフェの店員さんでぇ凄くカッコよくてぇ私から誘いましたぁ」


「凄いねけっこう誘ってセックスしてるの?」

「はい!しちゃってますぅ☆」


ピッ、、、プツン、、、、


再び部屋は静寂に包まれた、昔は逆ナンと言ってただろーか、今の日本のルールは何かと女性が優遇される18歳すぎると女の子は男の子を選んで自由にセックスができる、そしてその拒否権は男の方にはない女の子に誘われたらセックスするのがルールだこれを拒むと罰金や何らかの処罰が与えられる、なので女の子達は例え18歳まで処女だとしても街にフラっと出て自分好みの男の子を見つけて卒業ができる、


余談だが、このルールが適応されてからは40代のオバサンが若い男の子と不倫関係にいたったり30代からセックス依存症みたいになったりすることは無くなったらしいそれは若い時にウンとセックスができて!男遊びを思う存分にできるから、らしいが今の僕にはもうそんな話しは関係ない、


また天井のシミを見た、誰からも愛されなかった僕は本当に男性廃棄処分場に行くことになるどんな暮らしが待ってるのか想像がつかない、でもキモい認定されて何者かになった人達と過ごすのは気持ちがいいのかもしれない。僕は、心療内科から処方されたあまっていた睡眠薬の袋をみた、ぁあさっき、ちょっと飲んだのも忘れていた


眠くなってきた目をつぶる、さっきのテレビに出てたあの女の子たちの甲高い笑い声が遠くで響いてる気がした


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「前略

お母さん元気で過ごしてますか?お身体かわりないでしょうか?今年で35歳の夏を迎えました。


こちら側の世界にもセミの声が聞こえてきます。

僕は相変わらずです。こちらの世界にきて!1つ良かったことがあります!それはもうこちらの世界からあちらの世界がもう見えないということです。


あちらの世界が見えないということは!キモいという言葉も女の子たちの甲高い笑い声も聞こえないということです。


それは同時に悲しいことでもあります!僕を本体として輪郭を作ってくれたあの言葉は今も僕の中で熱く燃えています。僕は誰かのアクセサリーにならずに結局は良かったのかもしれません。


お母さん僕を産んでくれてありがとう!


追伸 部屋汚くしてゴメンなさい


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「あ。。。今、、優斗の声がしてきた、今日はね優斗の好きな牛丼を紅しょうがたくさんのっけて食べてきたよ!あんがい美味しいね」


お仏壇のお花が少し揺れた気がした。。。


男性廃棄処分場それはこの世界にいつまでも

溶け込んでいた。


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