表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/17

06


 ショセ様との謁見、


 いや、歓談ですね、この雰囲気。



 和やかな話し合いの場、


 たぶん、俺なんかにも普通に接してくれているからだよな。



 いえ、何でもありの無礼講ちっくな馴れ馴れしさでは無く、


 凄く真っ当な、フラットな関係での話し合い。



 最初は俺の人見知り結界がビビり過ぎて壊れたのかと思ったけど、


 そういうのではなく、お互いの立ち位置に変に固執せず、


 自然な振る舞いが無意識に出来ちゃう不思議な関係、みたいな。



 例えるなら、お互いの強さのギャップを全く感じさせなかった、


 ルスイさんとの間柄、かな。




 ---




「何だか不思議な時間でしたね」

「久しぶりに自分自身として語り合えたような」



 はい、とても楽しい時間でした。


 本来の要件の方も、おかげさまでスムーズに事が運びそうです。


 本日はお忙しいところお時間をいただき、ありがとうございました。



「こちらこそありがとうございます」

「おふたりの旅が健やかでありますよう、ニルシェを代表してお祈りいたします」

「もちろん、今後は是非、王都訪問の際は我が屋敷へ」

「エッセルミスたちも凄く会いたがっていますよ」



 ほほう、ちなみに現在、ショセ様のお屋敷にメイドさんは何名……



 ぴしりっ



 痛っ、


 ちょっと、リルシェさんっ、


 この場でやんちゃはいけませんよっ。


 いかにリルシェさんとはいえ、王城での国を相手の大立ち回りは……



「この場だからこその自重ですっ」

「せっかくの和やかな雰囲気が台無しですよぅ」



「ノルシェさんは、本当にあの頃のままですね」

「モノカさんたちにも、よろしくお伝えください」



「はい、しかと承りましたっ」




 おや、おふたりはチームモノカ関連で面識があったのかな。


 どんな武勇伝だったのか、後で根掘り葉掘り聞かねば。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ