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僧侶の話
私が悪いのです。
私には邪気の浄化をすることができても体を洗浄することはできません。
怪我を治すことはできても人の性根を治すことはできません。
それらができればあのひとを追放することはなかったのです。
私が悪いのです。
香水を贈ることが告白だというのがとある香水店の売り出し文句だと知りました。それは魔法使いさんが消臭用の香水を贈ってから7日ほどがたった後でした。あのひとは魔法使いさんが告白してきたと勘違いしているということは明白でした。だから急いで伝えたのです。「あの香水を贈られたのは告白ということではない」と、だから使いましょう、と続けようとしたのですが。「君の気持ちはわかっている」と言われてしまって。わかっているならどうして体を清潔に保ってくれないのでしょうか?
私が悪いのです。
話が通じないと思って、あの人を説得する気も無くなってしまったのです。顔を洗え、手を洗え、体を洗え。以前は頻回に言っていたことを一切言わなくなりました。私としては関わりたくないという意思表示であったのですが、何を思ったのかあの人に「僕は君のことをわかっているよ」と言われてしまいまして。
わかっているなら洗え。
殴らなかった私を誰か褒めてください。
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