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第六十二話 シャツの秘密

書けていなかったので書いていたボツ案を投稿します!

これは特に意味のない小話のようなものです。

間違えて昨日投稿してしまいました。

ごめんなさい。

サツキ様がメイド喫茶で働き始めて二年が経つ。

今ではもう緊張せずに可愛くポーズを決めているでござる。


あ、ちょっと涙出そうでござる。


そんなことを考えているとサツキ様が近づいてきた。

もじもじして手を後ろに回す。


可愛いでござる!

天才錬金術師、ワタ=シテンサイが開発したキャメラで写真を撮りたいでござる!


「ワ、ワキヲ!お土産だよ!」


「何でござるか?サツキ様?」


サツキ様の柔らかそうな手から渡されたものは可愛らしい美少女の描かれたシャツ。

まぁ、サツキ様の方が7000倍可愛いでござるが。


「お土産でござるか?」


サツキ様曰く、この世界にない分解されにくい素材と印刷技術の使われた異界の代物らしい。

大船に乗る商人から買ったそうでござる。


「可愛いと思わない?あの物語みたいで」


よく見ると最近のサツキ様の嵌っている連載物語の描写と一致するでござる。

たしか物語のあらすじはこうでござる。


深窓の伯爵令嬢のアナスタシアは夜になると豹変する。

皇太子まで魅了し離さない女王様へと……………。

これは、昼は可愛い勤勉な少女、夜はSMの美しい女王様の二重仮面生活のストーリー!


特に第二章でアナスタシアが満月(みちつき)の殺人ノートを手に入れるシーンは感動ものであったでござる。


拙者が薦めて読み始めたのござるが今ではサツキ様の方が詳しいでござる。

故にこれは本来、サツキ様が着たいはずでござる。

それなのに……………。


「可愛いでござる!」


サツキ様が!

感動したでござる!


「あ、ありがとう……………」


むむ?少しむくれているでござるか?

そっぽを向く栗色の少女。

猫耳は少し垂れていた。


「サツキ様!ワキヲ様!ボスから伝令です!息子が生まれそうだと!今すぐ来いと!」


副業で宿の店主をやっている男が叫ぶ。


「誠でござるか!?サツキ様!参るござるよ!」


「きゃっ!」


拙者はサツキ様を抱えて走り出す。


「あ、ありがとう……………」


さっきとは似ているようで違う口調で言うと黙ってしまった。

よく分からないでござるがとにかく可愛いでござる!


拙者はそのまま、ボスの家に向かったでござる。




「サツキ!間に合ったのか!?」


ボスが興奮した声で言う。

猫耳がピンと張っている。

緊張状態にあるときの反応でござる。


「ワキヲはそこで待っててくれ」


「承知いたした」


サツキ様とボスはビアンカ夫人の寝ている部屋に入っていった。

これがのちに拙者の弟子となるヤヨイ様が生まれた瞬間であった。

アイドルという職業について 第一章 一節

作者 ワタ=シテンサイ


アイドルとは人々の心を動かし、元気づける者だと思われがちだがそうではない。

彼の者たちは人々を熱狂的にさせ、ハイにさせる者たちだ。

それを知ることなく無意識下で行っている者も多い。

アイドルは狂気を纏う。

人々はその狂気に魅了され、心を奪われるのだ。

(中略)

我々は知っておかねばならない。

アイドルについて。

これはそれについて述べる物だ。

しっかりと心して読んでほしい。


ここまで読んでいただきありがとうございます。

誤字脱字等あれば報告ください。

「続きが気になる!」という方は高評価、ブックマークの方、よろしくお願いします。

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