第二十三話 『それ』
ちょっと長めに書けて嬉しいです。
「はぁはぁ……」
ここまで逃げれば大丈夫だろう。
余波で自分の近くの岩とか木が破壊されたときは焦った。
マジで死ぬかと思った…………。
「てか、ここはどこだ?」
一日しか探検してないがある程度は確認したはずだ。
大きな木が中心に生えており、それを囲むように離れて森になっている。
そこだけ森に穴が開いているようだ。
『フフフ、随分と早かったじゃないか。想像以上だよ』
後ろから声が掛けられる。
「――ッ!」
身体が言うことを利かない!
脳がそれの存在を拒絶している!
動け、コイツは絶対に駄目な奴だ!
『いや~、奴に気づかれないように誘導するのは苦労したよ。奴に敵対されると僕でも存在が危ういからね』
ゆっくりと『それ』の気配が近づいてくる。
動け、動け、動け!
『大丈夫。大丈夫。痛みは感じないから、さ』
なんとか身体の主導権を取り戻した俺は無理矢理『それ』と距離を取る。
「何をするつもりだ!」
『へぇ、動けるんだ!驚きだよ!』
嬉しそうな声を上げる『それ』を俺は視界に収めた。
『それ』は渦巻く闇だった。
『それ』の闇からいくつもの白い人の腕が飛び出し、闇に合わせて回っている。
俺は闇の中に顔があるように感じた。
寒気がする。
俺は無言で『それ』を【鑑定】する。
【■■■■■】
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【■■■■■】
それは人の接して????も??ではな???
『それ?????誰もが嫌悪感を抱き?????悪を産???
『それ?????名??【■????????】??
『キモ????アイランド???に縛られし???
智を求めて外??世界に憧れて?????
向こ???の存在?
「――――ッ!」
すさまじい頭痛が俺を襲う。
それよりも一瞬文字化けした?
だが、それでもよく読めない。
『「ひと」をジロジロ見るのは感心しないなぁ』
「ッ!」
瞬時に『それ』は俺に接近し、闇から延びる白い手で左手を掴む。
全身が泡立つような感覚に襲われる。
魂が悲鳴を上げる。
意識が『それ』のから受ける刺激を拒絶しているようだ。
「やめ、ろ…………」
『へぇ、一瞬とはいえ僕に触れられて意識を保つか―――――』
俺は意識を闇の中に手放した。
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『この子、面白いなぁ。フフフ、これは見込みがあるかもしれない』
白い手が指を鳴らすと闇が消滅し、人型の影が現れた。
大きさは五歳の子供ぐらいだろう。
輪郭はぼやけてはっきりとせず、正確には分からない。
『これは少し計画変更かな。ついでにちょっと覗くか』
影はリクの頭を優しく撫でて言った。
リル「分かりました!」
リラ「何が~?」
リル「あの島には『主』がいる可能性があります!」
リラ「それで、どうやってリクに伝えるの?」
リル「あ、どうしましょう。そこまで考えていませんでした」
リラ「後でクロキに相談しましょ」
リル「そうします」
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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