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第十四話 実力は見た目によらないものだ1

クロキとリンネの会話は後ろに回してみました。

どっちの方がいいか教えてくれるとありがたいです。

「やったか!?」


煙が晴れる。


そこにはいい焦げ目の付いたおっさんが生えたロールパンがこちらを睨んでいた。

地味にいい匂いがするのがなんか嫌だ。

一応、名前が分からないので【鑑定】する。


【キモキモロール】

ロールパンにおっさんが生えている。

筋肉質な腕と足が付いていていかにも近接戦が得意そうだが、実は魔法しか使ってこない。


【鑑定】に期待をしていなかったが、コイツ魔法タイプかよ!


『ボボボッボオボボボボボオボボボボボボボボボボボボッボ!』


うるさい。

って、これはもしかして詠唱!?


『【渦煉(かれん)】』


ロールパンを中心に渦を巻くように魔法が展開される。

普通に上級魔法じゃねぇか!

俺は紙一重で避けながら近づく方法を考える。


「クロキさんだったら……」


俺は剣に魔力を纏わせ、目の前の迫ってくる炎を切り裂いた。


『ボボボッ!』


驚いたような鳴き声を上げるキモキモロール。

これはクロキさんが教えてくれたものだ。

クロキさん曰く『知ってる奴は知ってる小技』らしい。

ホントかなぁ?

魔法使いぐらい魔力操作ができる奴で更に剣術がそこそこできる奴しかうまく使えない技だぞ?

ちなみに俺は割とガチで集中しないとできないから、魔法と併用して使えない。

そんな技をできる奴がそうそういるかなぁ?


そのまま魔法を切り裂きながら接近する。


『ボッボオボボボオボボボ!』


チッ!詠唱だ!


『【小爆(しょうばく)】』


「―――くっ!」


俺が切り裂き攻撃することを考慮して爆発のような斬りずらい魔法に変えやがった!


『ボッボオ……』


双方距離を取る。

戦闘は振り出しに戻った。

クロキ「クシュン」

リンネ「かわいい……」

クロキ「む?なにか言ったか?」

リンネ「なんでもないわ」

クロキ「そうか……」


ここまで読んでいただきありがとうございます。

誤字脱字等あれば報告ください。

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