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プロローグ 追放前夜

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ここはとあるギルドの地下室。

一般人では立つことも理解も不可能な戦いが始まろうとしていた。


「リク、分かっているとは思うがここで私に一撃でも入れられなかったら、ギルドは追放だ」


威圧的で冷酷そうな男が言い放つ。


「分かってる。明日が俺の15歳の誕生日だから、今日が最後のチャンスなんだろ」


そう返すのは茶色い髪に黄色い目の少年、リク。


「それにしても驚いた。十の試練の内、九つの試練をクリアするとはな」


「ああ、俺はこのギルドに居続けたい!だから最後の試練、クリアさせてもらうぞ」


「ふん、この程度のことが出来ん者にギルドの一員は任せられん。どれだけ成長したか、試させてもらおう」


冷酷そうな男、このギルドのボス、クロキからは常人では失神するレベルの威圧が放たれた。

リクは少し顔を歪めながらもその黄色い目から闘志は滾ったままだ。

両者が剣を抜いて構える。


「では、私から行くとしよう」

「――ッ!」


クロキはリクが瞬きする間に接近し、左手から縦に斬撃を放つ。

リクはギリギリ剣で受け流したが、その斬撃は地下室を切り裂いた。


その光景を横目で見ながら、リクは冷や汗を流す。

しかし、リクとは違いあまり態勢を崩していないクロキは間髪入れずに横に剣を振るう。

リクはしゃがむことでこれを躱し、クロキに魔法を発動させた。

その魔法はクロキを囲むように四つ展開され、一斉に放つと同時にリク自身も下から剣を振り上げる。

クロキは上に飛び立ち対応したが、リクはその隙を見逃さず展開した魔法を追尾させた。

空中で魔法がクロキに当たるかと思いきや、クロキは魔法をすべて切り裂いて離れた。

戦闘が始まってからここまで5秒もたっていない。


「ほう、無詠唱でここまでの練度の魔法を放つか」


クロキは目を細めて言う。


「だが、速度が圧倒的に足らん。操作に意識が行くあまり遅くなっているようだな」


リクは少し苦い顔をして構えなおした。

再び高速で接近するが、クロキは突然止まった。


「罠を張るならもう少しましな演技をしろ。馬鹿にしているのか?」


クロキが指を鳴らすとリクの周りに魔法陣が現れる。


これは離れた間にリクがクロキの隙を作るために張ったものだ。


「かはっ!」


しかし、クロキに主導権を奪われリクにその牙は向く。

この隙をクロキは見逃さない。

リクに強烈な蹴りが入る。


「ぐはっ!」


血を吐きながら吹っ飛ばされ、全身で地面とディープキスする。

立ち上がろうとした瞬間、クロキから追撃が入る。

躱しきれずに激痛が走るが直撃は免れた。

そこからの戦闘は戦闘と呼べるものではなくなった。

クロキが攻撃しリクが避ける、もしくは避け切れずに掠る。

といった一方的な戦闘となり、ついにリクは避けることもできなくなった。


それも当然だろう。

最初の蹴りであばらが何本か折れ、追撃は掠るだけとは言っても、地下室を切り裂く攻撃である。


疲労とダメージがたまり、動けなくなったリクの頭をクロキは掴み、目線を合わせた。


「残念だ。実に残念だ。少しは期待をしていたんだがな」

クロキはリクを地面に叩きつけた。

「化け物が……」

「ふん」


薄れゆく意識の中リクが見たのは、目を伏せ少し寂しそうに苦笑するクロキだった。

そこで小説を閉じようとしたあなた。

第一章だけでも読んでください!

プロローグは真面目に書きたかっただけです!

自分の中では一番いらなかったかな、と思っています。

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