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122話目【松本の謎】

さて無事に獣人の里から帰還し、平穏な日常に戻った松本だが

ささやかな疑問が2つ程残っている。


1つ目は、松本が見たこのも無い文字で書かれたネネの日記が読めたこと。

2つ目は、カテリアが獣人の里でパンを作れたことである。


松本がネネの日記を読んだのは獣人の里を魔族から防衛した後の話。

そして、カテリアがパンを作ったのはメグロがポッポ村と交易を結び、

獣人の里に小麦粉を持ち帰った後の話、少し先の未来である。




今回は1つ目の謎の答えが判明した日、松本が獣人の里から帰還した翌日を観察してみよう。

時刻は朝の7時、ニャリモヤとメグロの間で目を覚ました松本は驚愕していた。



寒い…、なんだこの寒さは…息が白い…布団から出られん…

昨日まで暖かい獣人の里にいたから余計に寒く感じる

数日前に一時的とはいえ全裸で戦っていたというのに、ギャップが尋常ではない



隣で背中を見せて眠るニャリモヤの耳を触る松本。



キンキンに冷えてやがる…

なんてこった、完全に冬場の耳になってしまっている…

昨日まであんなに温かかったというのに…

しかし、触っているうちに温かくなる冬場の猫の耳、嫌いじゃない



布団から片手を出しニャリモヤの耳を捏ね繰り回す松本。



一向に温まらん…

なんてこった、俺手で温める速度より冷える速度の方が早い

普通の猫と違い大きすぎる、俺の小さい手に比べ表面積が大きすぎるんだな

…取りあえず起きるか、こういう場合は気合で行くしかない、せーの…



勢いよく掛布団を捲ると冷たい空気が上半身を包む。



ぐわぁぁ寒いぃぃぃ、1枚じゃ耐えられん

え~と確かこの辺に…



丸くなりスヤスヤと寝息を立てるニャリモヤの布団を捲り、毛を掻き分ける松本。



あったあった、思った通り暖かい

ふふ、こんなこともあろうかと昨日の内に予備の服を入れて温めておいたのだ

これを着て、裏起毛の上着を羽織れば…

ふむ、ギリギリ耐えられるが寒い、特に足が寒い

2枚重ねとはいえ少し厚手なだけだしな…どちらかというと春秋用なんだよなこれ

この状態だと予備が無いし、ジョナさんの店で冬用の服を買い足すしかないな


「ニャリモヤさん、メグロさん、起きて下さい、朝ですよ」

「う~ん、ん? 寒いのである」

「ふぁ~ぁ、おはようマツモト君」


ゴソゴソと起きる2人

因みに、メグロはカテリアとマルメロと比べ大きいため、前日に急遽ベットの幅を拡張していた。

メグロとニャリモヤの布団はポッポ村から借りて来ていた。

人間サイズの布団なのでメグロはある程度収まっていたが、ニャリモヤは結構はみ出ていた。


「おはようございます、今日は寒いですね」

「寒いのである」

「ここまで寒いと私も上着が欲しくなるな」


ウルフ族は毛皮の服を纏っている、基本的に島が暖かいので下半身のみである。

それに比べニャリ族は服を着ておらず体毛のみである。

普通の猫を大きくした見た目なので違和感はないが、よくよく考えると全裸である。


「朝食は取りあえず、パンとスープにしましょう、今この家には食料を置いていないので」

「パンもスープも好きなのである」

「頂けるだけありがたい、マツモト君、私も手伝おう」

「それじゃおねがいします、先に外でお湯沸かしてます」


朝食の準備の為外にでる松本、扉を開けると更に冷たい空気が流れ込んで来た。


「うわっ、外はもっと寒い…家の中も寒かったけど2人の体温で多少温まってたのか、

 鍋に氷が張ってるし…こりゃ外で風呂に入るのは無理だな…」


この家に風呂場は無い、松本の言っている風呂とは屋外で体を洗うことである。

2つの鍋で沸かしたお湯で体を流すため、お湯の量に限りがあるテクニカル限界風呂である。



焚火で暖を取りながら朝食を食べる3人


「スープは体が温まるのである」

「ふむ旨い、カテリアが飲ませてくれたスープと同じだ」

「粉末スープはお湯を注ぐだけなので、簡単で美味しいんですよね、

 食パンは塩しかないのでスープに浸けて食べて下さい」

「美味しいのでる、フランスパンの方が合うかもしれないのである」

「確かに、やってみますか」


フランスパンを千切り2人に手渡す松本


「ふむ、旨い、カテリアが夢中になるのも分かるな」

「フランスパン美味しいのである、里にはパンもスープもないからこれからが楽しみである」

「魚と木の実も美味しかったですよ、まぁ確かに同じものを食べてる感じはありましたけど」

「冬でなければ対岸の森で魔物が捕れるのだが、この時期は獲物が減るため島内で取れる魚が多くなる、

 マツモト君達にも振る舞いたかったのだが残念だ」

「今度は時期をずらして遊びに行きますよ」

「一緒にコカトリスを捕るのである、皆喜ぶのである」

「それは楽しみですね」


朝食を終えた後、松本はポッポ村に向かうことにした。

光魔法を求める人達が訪れていたためメグロとニャリモヤは留守番である。



うぅ…やっぱり寒いな、バトーさん達にお願いして家を弄るべきだな

服と食料も買わないといけないし、えーと俺いくら持ってたかな?



久しぶりにナーン貝の財布開ける松本、銀色の硬貨が7枚と胴色の硬貨が3数枚入っている。



あっれぇ…うそぉ? こんなに少なかったっけ? 

これ買えるかぁ? お金稼がないとマズな…



獣人の里に出発する前にカテリアに1ゴールドあげた為、松本の財布も冷え切っていた。




というわけで、久しぶりのジョナ・コスモ。

ジョナが経営しているポッポ村唯一の雑貨屋である、

服などの日用品から剣や防具まで一通りの物は取り扱っている。


松本が訪れた時はジョナが入口の看板を裏返し、店を開けるところだった。


「いらっしゃいマツモト君、久しぶりだね」

「おお、お久しぶりでですす、ジョナさんんん、あ、暖かい服ががが、欲しいんでっですけど…」


両肩を抱きガタガタと震える松本、森を1時間も歩いて来たため体が冷え切っていた。


「だろうね、凄く寒そうだもん、持ってくるから中で待っててよ」

「お願いします…あ、あったかい、まるで別世界だ」

「暖炉のお陰だよ、マツモト君の家にはないのかい?」

「無いんですよ、今朝も凄く寒くて…ニャリモヤさんとメグロさんがいなかったら

 凍死してたかもしれませんね」

「メグロさんってゴードンが言ってた獣人の長老だよね、マツモト君の家に泊ってるんだ」


松本と雑談しながら木箱を漁るジョナ、服のサイズを確認している。


「ええ、昨日からですね。

 あ、そうだ、後で2人の分の食料も買わないといけないんだった、

 流石にパンとスープだけじゃ飽きるしなぁ」

「マツモト君がニャリモヤさんとメグロさんの分の食料を?」

「2人はお金持ってませんし、持って来た干物は物々交換の材料ですからね、

 おまけに俺の家には目ぼしい食料が無くて、まぁパンなら出せますけど。

 カテリアさん達は村の手伝いをしてご飯を貰ってましたけど、

 今は光筋教団の人達がいて村に入れませんから」

「なるほどね、メグロさんはパンが出せることを知ってるんだ」

「伝えてます、カテリアさんとマルメロ君のお父さんですし」

「そうなんだ、お、あったよマツモト君」


上下の服と上着を手にしたジョナが戻って来た。


「これなら暖かいよ、厚手の上下セットに魔物の毛皮で作られた上着、フードも付いてる。

 少し値段が高いけどオススメだよ。 他にも冬用の靴に靴下もあるけど」

「ぐっ…お、おいくらですか?」

「上下セットの服は80シルバー、毛皮の上着は1.5ゴールド、これでも仕入れ値なんだけどね」


財布の中身を確認する松本、所持金の合計は7シルバーと3ブロンズ

ジョナのオススメ品の合計金額は2.3ゴールド…



足りない…何度数えても足りない

上下セットの服すらギリギリ買えない…

食料も買えない…



「…ジョナさん、お金足りないんですけど、後払いってありですか?」

「無しかな」


両手で×を作るジョナ、無慈悲な決定が松本を襲う。

悲しいけどこれ現実なのよね

マネー、イズ、パワーなのよね


「うぅ…お金貯めて出直してきます…」

「君は真面目だねぇ、冗談だよ、後払いでいいから着ていきなよ、

 そのままじゃ風邪ひくどころじゃ済まないからね」

「本当ですか!? ありがとう御座いますジョナさん!」

「どういたしまして、マツモト君にはニャリモヤ人形の借りがあるからね」

「ニャリモヤ人形役に立ったんですか?」

「とてもね、勉強小屋に大切に飾られてるよ」

「それは何よりです、あの~靴と靴下も頂いてもよろしいでしょうか?」

「いいよ、後払いでね」

「ありがとう御座います!」



温かい! とても温かい!

無敵だ、今なら外で寝れるぞ!



異世界人生初の借金で手に入れた服に早速着替えた松本、

足先から頭まで一新し、暖かい冬用の装備になった。

※温かいからと言って寝袋無しで外で寝てはいけません、いくら松本でも凍死する可能性があります。




ジョナ・コスモを後にし隣のマリーゴールドにやって来た松本。

恰幅の良いマダム3人衆の1人、マリーさんが経営する食料店である。

主に日持ちのする食品を取り扱っている、加工食品、粉末スープ、お茶、調味料などである。


「おはようございますマリーさん」

「おはようマツモト君、どうしたの変なポーズ取って、それに今日は随分と自身に満ちてるわね」

「ふふ…見て下さいこの服を、さっきジョナさんの店で買って来たんです、後払いでね!」

「…それ買ったって言うの?」

「後払いです! きっちり払います!」

「取りあえず店の中だし、フート脱いだらどうかしら?」

「はい~」


玉ネギの入っていない粉末スープと蜂蜜、塩

そして新しく入荷したらしいチーズを購入した松本。


「マリーさん、芋とか野菜が欲しいんですけど、モギ肉ってまだ残ってますか?」

「芋と大根と人参はこの前収穫した分があるわよ、食糧庫に行けば分けてもらえるわ。

 モギ肉は残ってるは残ってるけど…まぁ行ってみて頂戴」

「ありがとう御座います」



食糧庫に向かう松本、バトーとゴードンもやって来た。


「お、いい服になったなマツモト」

「気付いちゃいましたかゴードンさん、さっき買ったんです、後払いで」

「だはは! そりゃ大変だ、しっかり稼がないとな」

「食糧庫に来たってことはマツモトもモギ肉か?」

「バトーさんもですか?」

「ああ、レベッカに聞いたら直接見てくれって言われてな」

「俺も母ちゃんから同じこと言われたぜ?」

「俺はマリーさんに言われました」

「「「 … 」」」


顔を見合わせる3人


「取りあえず見てみるか」

「そうだな」

「はい~」


食糧庫に入る3人、芋、大根、人参、小麦粉の奥にモギ肉が入っていた木箱が置かれている。

中を覗くと葉っぱの包みが1つだけ入っていた。


「…これだけですか?」

「みたいだな…」

「もっと沢山あったよな?」


松本とバトーが持ち帰ったモギ肉は640キロ。

木箱は全部で8個、1個の木箱に10キロのモギ肉が8個入っていた筈なのだが、

今や見る影もなく、小さな包みが1つあるだけである。


「軽い…え~と、中身は…」


松本が包みを開けると手のひらサイズの肉塊が姿を現した。

重さでいうと500グラムくらいだろうか?


「…少ないですね」

「…少ないな」

「…少ねぇな」


皆大好きモギ肉、松本達が獣人の里に行っている間に食べ尽くされていた。

レベッカ曰く、


「痛む前に食べようと思ったら止まらなくなった、後悔はしていない、幸せです」


とのこと。 最後の1つは皆遠慮して手を付けなかったそうな。



う~ん、これは食べ難い…実に食べ難い…



最後のモギ肉を囲み眉を潜める3人、皆食べたいのだが皆食べ難いのだ。


「俺はいいですから、バトーさんとゴードンさんでどうぞ」

「いや、俺はウルダで結構食べたからな、ゴードンが食べてくれ」

「いや、俺最近脂っぽい物がちょっとな、マツモト食べてくれよ」

「俺もウルダで浴びる程食べましたから」

「それ俺のセリフだぞマツモト、というわけでゴードン」

「いや、最近太り気味だからよ、貰っとけよマツモト」

「いや俺は…」

「いやいや俺も…」

「いやいやいいや俺だって…」


3人の間をグルグル回るモギ肉、結局メグロとニャリモヤに食べさせることになった。

ついでに芋と人参と大根も貰った。




「あの、バトーさん、ゴードンさんお願いがあるんですけど」

「どうした?」

「なんだ?」

「俺の家が寒くてですね、出来れば早急に風呂を作りたいんですけど」

「あぁ~そういや鍋でお湯沸かしてるって言ってたな」

「確かマツモトの家って暖炉ねぇだろ、そりゃ寒いわ」

「お2人共、今日って忙しいですかね?」

「いいぞ、船を作り直す予定だったけど、先にマツモトの家を改修しよう」

「俺もいいぞぜ、というかよ、

 実をいうと村長の代わりにメグロさんと交易の話をしねぇといけなくなってな、

 丁度マツモトの家に行くところだったんだよ」

「へぇ~」

「一応、村長代理はゴードンだ」

「ほらよ、今メグロさんて村に来れねぇだろ、かと言って村長が森を歩いて行くのも大変だってことでな、

 交易をするかどうかの判断は獣人の里に行った俺とバトーで判断しろって言われたんだわ」

「どうするんですか?」

「交易しても問題ねぇだろ、魚も欲しいし、それによ昨日子供達にせがまれてな…」

「ははは、ウィンディに話をしたら子供達にバレたらしくてな、

 ゴードンが家から出たら子供達に包囲されて大変だったんだ」

「何処に行くにもついて来てな、無言の圧力だ凄かったんよ…」

「それはまた…多分ニャリモヤさんが目的ですね、俺の家にいるってバレたら大変なことになりそう…」

「「 気を付けろよマツモト 」」

「気を付けます」


大人達の間でニャリモヤ緘口令が敷かれていた。


「ゴードン、今日中にマツモトの家を改修した方がいいな、他の人達にも手伝って貰おう」

「そうだな、暖炉作るならレンガもいるし、人手がいるな」

「ありがとう御座います」





ということで、村人のマンパワーにより松本の家が改修された。

家の横に風呂が増設され、家には暖炉が設置された。

ついでに部屋が拡張され台所が屋内に移動し、洋服を入れる棚も作った。



「1日で家が変わったのである」

「う~む、早い、教えて頂きたいものだ」

「なぁに俺達に掛かればこの程度余裕ですよ、交易することになったんだし今度教えますよ」

「是非に、よろしくお願いしますゴードンさん」

「こちらこそ、よろしくお願いしますメグロさん」


新しくなった松本の家の前で握手するメグロとゴードン、正式に交易を始めることが決まった。


「おーいゴードン、俺達帰るぜー!」

「おーう、すぐ行くわー! んじゃ帰るかな、夕飯の時間だ」

「皆さんありがとうございましたー! 本当に助かりましたー!」


ポッポ村に帰って行く住民たちに手を振る松本。


「よかったなマツモト」

「バトーさんもありがとう御座いました、本当に助かりました」

「どういたして、明日から船作りを始める予定だから道具を置いて帰るぞ」

「わかりました、俺が片付けて家の横の台に置いておきます」

「よろしくな、ゴードン帰ろうか」

「おう、またなマツモト」

「ありがとうございました!」




バトーとゴードンが帰ったあと、ニャリモヤとメグロがレンガで出来た暖炉を突いていた。


「これでいいのだろうか?」

「マツモト殿の説明通りだから問題ないのである、ちゃんと暖かくなってよかったのである」


暖炉は煙突を付ける必要がある、マツモトの家の天井は天然の岩だったため

岩の屋根が無くなる位置まで部屋を拡張して設置した。

部屋の大きさは以前の倍程になり、台所が家の中に移動、暖炉により室内は快適になった。


「随分立派になっちゃったなぁ~」


家の外でお風呂のお湯を沸かす松本、口から感想がこぼれる。



最初は何もなくて、土の床で寝てたというのに

僅か半年で立派な家になってしまった

俺1人じゃ知識も技術も無かったけど、今じゃそれなりに作れるようになった

まぁ、板を張りわせただけなんだけど、それでも大したもんだ

ポッポ村の人達には感謝しかないな



「どれ、そろそろお風呂入れるかな、楽しみフォウ!」


温かいお風呂にウキウキの松本


「あ、キノコ、え~と裏側は…紫か…ヤバダケだな、コイツには大変な目に…」


動きが止まる松本、記憶の中で何か重要な事が引っ掛かっている。



なんだ? 凄く大事な事を忘れている気がする

ヤバダケを見て何を思い出した?

確か食べて仮死状態になって、天界で死に物狂いで働いて、

有能エリート天使アマダが来て、

光の3勇者の1人であるサンジェルミ様の情報が記入されて無くて、

あれ? 何で天界の文字が読めたんだ?

あ、そうだ眼鏡、翻訳眼鏡だ!

確か俺、翻訳眼鏡をお土産で貰ったんだけど、地上に戻ったら見当たらなかったんだよな

てっきり落として無くしたのかと思ってたけど、ネネ様の日記が読めたのってもしかして…



そう、これが松本が見たことも無い文字で書かれたネネの日記を読めたの理由である。

翻訳眼鏡は無くなったのでは無く、天界を抜け現世に戻った時点で松本の能力として一体化していたのだ。

これにより松本には手からパンが出る能力の他に、知らない文字が読める能力が追加されていた。


全てはハデス神の思し召しである。




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