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詩*日常から*

カラフル

作者: a i o

モノクロのハートに色をつけて

あなたが思うほど

パーフェクトじゃない世界が

囁いている

指で作るフレームを外せば

人は狡く時に愚かで

白と黒の単純

でもそれだけじゃ

ためらいの残るものばかりで

溢れかえっている


どんな時も平坦に

優しくいられたら幸せ

そう願うのに

私は狡く時に愚かで

そのようにはいられない

感じなければ安らかかしら?

ああ、でも

イエスとノーでは

答えられない返事があるの


穏やかに凪いでいる日もあるの

ああ、でも

そんな時ばかりじゃなくて

もがいても足掻いてもその渦に

溺れそうな日だってあるの

思い出したくない過去のひとつふたつ

あると言わないからって

無いなんて思い込まないで


目覚めるハートに色をつけて

知らなかった感情は

対峙する窓枠を乗り越えて

傷つけ合いながら

分かってほしいと叫ぶ

すれ違うことを選んだしこりも

ベストな道だと

言い聞かせる虚しさも


あなたと出会うことは

滲み次第に混ざり合う色

なめらかに滑らせた日もあるの

殴りつけるように描いた日も

ぶつかり合いながら

さみしいって叫ぶ

寄り添うのはきっと

いま通り過ぎた風の方が上手

見せなければ穏やかかしら?

ああ、でも

私が思うほど

パーフェクトじゃない世界が

はみ出すよう色付いて

そのようにはいられない

そのようにはいられない

そんなハートを

震わせている












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― 新着の感想 ―
[一言]  これは詩というより詞ですね。  内容というか、意味というより、印象重視の歌、と感じました。  弾むリズムが心地いいです。  白黒のモノトーンじゃなくて、カラフル。恋というのは景色が鮮やか…
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