8話 奴隷を買いに行きましょか。
奴隷商はギルドの直ぐ隣にあるから分かりやすい。
奴隷の平均は三十万エン。
ボアの依頼がランク5。
一般人の平均月収は五万~七万エン。
大体、百八十万円が奴隷の平均金額だと考えてくれれば良い。
「いらっしゃいませ。本日はどの様な奴隷をお探しで?」
「五十万エンで買える、戦闘に連れていける奴隷を捜しています。」
「どの様な戦闘スタイルの者にしましょうか?」
「遠近両方がある程度出来ると嬉しいですね。無理なら、どちらのスタイルでも構いません。」
「分かりました。では、こちらの受け付け前でお待ち下さい。」
受け付け前は、横長のソファーが幾つか設置されていた。
そこを五割強の人数が座っていたので、中々に繁盛しているのでは無いだろうか。
十数分ほど待っていると、係員に呼ばれた。
「お待たせしました。三十万から六十万の間の商品です。」
左から順に鑑定を掛けていく。
……こいつは面白いな。
◆フェリア◆ 十五歳 人族 女性 五十六万エン
天職 聖女(lv1) 二次職 聖騎士(lv8)
職業スキル
聖女:治癒能力大幅上昇(lv1) 聖属性魔法(lv2)
聖騎士:防御力大幅強化(lv3) 痛覚軽減 操剣(lv4) 盾術(lv1)
生産スキル
裁縫(lv8) 園芸(lv3) 交渉術(lv4)
戦闘スキル
元素魔法(lv5)
予測(lv3)
称号
四属持ち
「では、この子を貰って行きますね。幾らですか?」
「五十六万エンです。」
さて、家(宿)に帰りますか。
◆◇◆
「ただいま帰りました。」
「お帰りなさい……後ろの人は誰でしょうか?」
「今日買った奴隷なんだけど、追加のベッドと食事をお願いします。」
「では、コインカードを翳して認証お願いします。」
食事の美味しさや環境の良さに泣いていた。
まあ、これから慣れていくだろう。




