10.その頃の人間国は
主人公姉の楓視点。
ヤンデレ設定ですが、ヤンデレ感を表現できてません。
あえて、漢字変換していない文字があります。
ハロハロ、みんなのアイドル★楓ちゃんだぉ★
い~ま~は~、愛しのマイエンジェルでマイダーリンな弟の樹と異世界っぽいところに来てます♪ん?今、妹の桜から「いつも、キモイ電波を垂れ流しやがらないでください」と言われたような気がしたの。
そうそう、学校の休みでいつものように樹を捕獲するために、追跡していたの。
そうして、やーっと追いついてとある温泉の旅館の一室で休んでいる樹を押し倒したわ。きっと、私に温泉で疲れをいやしてほしいと思ってここを選んでくれたのね。ホーント、お姉ちゃん思いなんだから★
そ・れ・で、樹を食べようと「いただきます♪」と押し倒したところで、突然下からかな?まぶしい光がひかり出したの。
気がついた時には、どこか知らない場所にいて「異世界の魔女様を召喚できたぞ」とさわがしい声が聞こえたわ。今の私の状況見て分からないかしら?今、人生で最高で幸せの時間なのに、邪魔しないでくれる。ホント、考えて欲しいわ。プンプン。
向こうに意識を取られたうちに、樹は私が押し倒した状態から抜け出したのよ。むぅ、今はしかたがないわね。この時、樹が「桜姉さんがいれば、よかったのに...」と言っていたけど、聞かなかったことにしてあげるわ。私って、やさしいでしょ。
なんかここの人がい言うには~、「異世界の魔女様が、魔王を倒しこの世界を平和にする」らしいの。元の世界には、魔王を倒せば戻れるらしいわ。
でも、ここに桜がいたらきっとこう言うわね。「こんなとこに無理やり連れて来た初対面の人間の言うことを信じるなんて馬鹿じゃねえですか?」って。樹は、信じちゃっているみたいだから私が守らなきゃ。しっかりしろ、楓!ここが正念場だぞ。
まず、この世界のこの国を知らないといけないということでむずかしい勉強をはじめたの。英語ならなんとなーくだけど、ちょいちょいとほんの少-し分かるのだけど、なんていうのかな?韓国文字を見ているみたいに、この国の文字は意味不明。むぅ、頭がこんがるよ~。でもでも、私の樹はまじめにやってる。さすが、私の未来の恋人♪樹と過ごすことができるから、がんばっているフリをしないきゃ♪
前に桜にどうやったら樹を物にできるときいた時に言われたわね。「異世界にでも行って、姉弟と名乗らなければいい」って。外国は?ってきいたら、「その国の言葉をしゃべれないでしょう?」って言われたわ。それもそうね。異世界なら、ごんごほせい?ってやつがついてるからとも言われたわね。これが桜の言っていた、ごんごほせい?かしら。私たちはこの国の人たちと言葉が通じるものね。
勉強も一通り終わり、お城の中を樹と見学することにしたの。そして、樹に「私たちが姉弟と言わないように」と約束させたわ。不思議がっていたけど、それ以上何も教えなかったの。
私たちに勉強を教えてくれている神官さんが教えてくれたわ。少し前に、異世界召喚をしたって。一人はこの国に残ったんだけど、もう一人は行方不明になったんだって。なぜかしら?でも、どうでもいいわね。
城の庭を樹と歩いていると、見覚えのある子がいたわ。確か友人たちが、『リアル・逆ハーレム女』と言ってた子だわ。逆ハーレムってなに?と思ったけど、これがウワサの逆ハーレムね。確かに顔がいい男だけど、男をはべらして面白いかしら?私にはわからないわね。でもでも、樹がたくさんいてはべらせれるなら、それはいいかもしれない。想像すると、よだれが...。
木の木蔭に隠れた時に、あの子たちに気づかれないようにするために、ここに留まらせようとして樹に胸を押し付けちゃった。きゃっ、やっちゃった★顔を赤くしてカワイイ♪もう少し、胸を押し付けちゃお♪
ふふふっ、これで女として意識してくれるかな?
ここに来てすぐに思ったんだけど、リアル・逆ハーレム女によって、お城の中がゴタゴタして、大変になっていると感じたの。リアル・逆ハーレム女は、わがままばかり言って、たくさんお金と権力を使わせている。これが、けいこくの美女っていうのかしら。けいこくの美女って、学校で習ったけど国を壊すらしいわ。この国、大丈夫かしら?この国に、魔王が攻めてくる前に国が壊れるんじゃないかしら?
そして思った通り、国が壊れたわ。思ったより、あっけないものね。
どうしようってぜんぜん、思わなかったわ。だって、樹がいるもの。私は樹がいれば、どこでだって生きていける。
ああ、この世界の国について言ってなかったわね。人間国、つまりこの国。そして、龍国。バトル・ジャンキーがいるのが、獣国と魔国。もし、桜がこの世界に来ているなら、バトル・ジャンキーな国に行ってるわね。あの子は、ものすごーくバトル・ジャンキーだもの。なんでも、元の世界で近隣の族とか組を締め上げたってウワサがあるくらいだもの。あの子なら、やりかねないわ。
この国の王族と私が来る前に異世界召喚した人たちとリアル・逆ハーレム女とその取り巻きたちは、どこかにかんきんされたみたい。けいこくの美女を召喚したしょばつだって。
今は、この国のえら~い人たちと樹が、この国を立て直そうと頑張っているの。
お姉ちゃん、いいえ未来の恋人としてはなんとかしなきゃね。この世界では、血がつながっているって知られていないもの。
そうそう、今知ったんだけど元の世界に戻れないんだって。予想どおりね♪これで、念願の樹の恋人になれるわ♪
樹に惚れた女の子を捕まえて、とあることを相談したの。その子を言いくるめて同意させたわ。樹へのごほうびになるって。そうよね。私がいるんだもの。
その子と一緒に、私より美人で可愛くなくそれなりにカワイイ子を探したわ。
九人くらい捕獲し終えた時に、お城に戻ったわ。彼女たちに、もちろんここに来ることとすることを同意させたわ。頑張っちゃった。私のためだもの。
これで、しゅにくちくりんで樹専用のハーレムの完成ね♪
頑張って、同意させるわ。こうでもしないと、まじめな樹は納得しないもの。
これで、ずーっとずーっと一緒だよ___
これで、樹の子を私が産んであげる___
一生逃さない___
私の物だって、認めさせるわ___
だって、邪魔する人はいないもの...
元の世界では、主人公が楓の妨害をしていたため、樹に被害がほとんどありませんでした。
楓は、主人公がいないことをいいことに突き進んでいきます。
楓は、主人公がこの世界に来ていることを野生の感で気付いてます。樹と会わせないため、色々策をハーレム軍団と練ります。
【重要】
「しゅにくちくりん」とは、「酒池肉林」のことです。
間違えて書いているわけではありません。
主人公姉が、間違えて覚えています。




