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SEED  作者: ズタ
3/16

出会い②

今回新しく出るメインキャラ紹介

リンダ・リンス 15歳

今作のメインヒロイン。明るくて積極的な性格。薫に一目惚する。

天野アマノ アキ 15歳

リンダの親友で良き相談相手。友達には優しいが他人にちょっとキツい性格。

祭木マツリギ ヒカル 17歳

しっかりとした性格で頼れる姉のような存在。その反面頑固なとこがあるのが玉に瑕。

天宮アマミヤ 御門ミカド 16歳

いつも読書していて自分から行動しない。感情を表に出すことが無く落ち着いた性格。

「行っちゃった……」

 その言葉を発し終わった時には薫の姿はもう少女の視界には居なかった。人混みで見えなくなったかもう見えないとこまで行ってしまったかのどちらかだろう。ぶつかった拍子に落ちた薫の携帯を見つめながら少女は自分の気持ちを整理していた。

 何だろうこの感じ…、ドキドキする。一目惚れ…?確かに格好良かったけど…、何か違うんだよなぁ。格好いいからとは違うんだよね。何だろう…変な感じ。

 自分の気持に戸惑いながら少女…リンダ・リンスは待ち合わせしているお気に入りの喫茶に向かった。


「本当に大っきいねぇ…」

 私は目の前にある巨大なパフェを見ながらそう言った。

「流石に予想外の大きさだわ…。念のため四人で来て良かったわね…。」

 誘った本人の光も青ざめている。その反面光の隣のミカは平然な顔で「そぉ…?」って言ってる。自信でもあるのかと思ったけどミカのキャラでは良く解らない。

「ねぇミカ~、もう少し驚いたりしたら~?」

「…別に」

「女の子ならこう明るくなくちゃ☆」

 大げさに可愛い仕草をしたが見事にスルーされた。何か言ってくれないと逆に恥ずかしいよ…。

「そんな事より食べよ?」

 隣のアキが私を宥めながら切り出した。

「そうね、折角の休日が無駄になったら元も子もないしね。ちゃっちゃと食べましょ」


 数十分後にはほとんどパフェが無くなっていた。

「意外と行けたわね」

「そうだね~」

「ミカも意外と食べたし。好きなの?」

「スウィーツは好き…。」

 わんやわんや喋りながら残り少ないパフェをみんなで少しずつ食べて見事に完食した。

 気が付くと外には始業式を終えた学生達が歩いてた。今朝ぶつかった学生の事を思い出し携帯を取り出した。そういえば落とした携帯もちっぱなしだなぁ…。

「あれ?リンダってそんな携帯もってたっけ?」

「ん?あぁ、これ?今朝ぶつかった学生の落とし物」

「へぇ~、ちょうど帰りの時間だし返しに行ったら?」

「でも学校先が分からないし…。」

「落とした場所にまた来るだろうし、そこで待ってたら?顔は覚えてるんでしょ?」

「まぁ、一応は…。」

 今朝の事を思い出していたらまたドキドキしてきた。…まさか本当に?

「どうしたのリンダ?」

「えっ?ううん何でも無い!じゃあ私少し行ってくるね!」

 少しでも早くここを出たかったからちょっと急いで出る。

「お会計お願いね~!」

 手を振りながら私は喫茶店をさった。ドキドキする気持ちを抑えながら…。

お読みになってくださってありがとうございます。

変なとこやおかしいとこがあったら指摘してくださるとありがたいです。感想や質問をどんどん書いてくださって構いません。修正を入れる可能性あるのでご了承ください。それでは次回をお楽しみください


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