学力調査テスト!③
先週更新できなくて誠にすみません
こんな事は二度とならないようにします。更新できない時は事前に活動報告で言う事にします。(用事など体調不良、ネタが思いつかなかったなどが理由で)
後4月12日②は修正しました
「ただいま~」
返事は無かった。外にも車は無かったし、まだ帰ってきてないのだろう。薫は踵で靴を脱ぎ、2階にある自分の部屋に向かった。
カバンを部屋の隅の放り投げてベットに寝転んだ。
薫は天井を眺めながら自然とリンダの事を考えていた。
…今思うとリンダって凄く可愛いよな。腰ぐらいまで伸びた金髪も凄く綺麗だし、ってそんなこと考えてる場合じゃ無いじゃん。洗濯物洗濯物。
薫はベランダに干しっぱなしの洗濯物を思い出し駆け足でベランダに向かった。
洗濯物を取り込んでいると車が停車する音が聞こえた。ベランダから外を覗くと薫の姉、滝川 翔子が帰ってきた。
薫はさっさと洗濯物を取り込み終わらし、一階に行き翔子を出迎えた。
「姉ちゃんおかえり~」
「あぁ、ただいま~」
そう言うと翔子さっさとリビングに行き、椅子に座った。
「薫~コーヒー用意して~」
「へいへ~い」
正直面倒だったが疲れている事を考慮してに仕方なくコーヒーを用意する準備を始めた。
「仕事お疲れ様」
自分の分と姉ちゃんの分を用意しながら話しかける。
「もうクタクタ~。そういう薫は高校生活どうなのよ」
「ん~、充実してるよ~」
「は~あ、学生時代に戻りたいなちくしょ~!」
「自分で統制機構に入ったくせに」
統制機構。それは能力者を統制する機関。と言っても警察の特殊部隊みたいな物だ。対能力者犯罪を主とし、能力者とエリートで構築されている部隊。SEED関連の事は全部ここが管理している。因みにここには今までどういうSEEDがあったかもまとめているし、個人個人がどういう能力を持っているかも知られている。一部判明されていないの人が居るが(俺の新しい能力とか)。
「それとこれは別よ。てかあんたも将来SEED統制機構に入るんでしょ?」
「うん、そうだよ。はい、コーヒー」
「サンキュ。今更言うのもアレだけどなんで統制機構の学校に入らなかったのよ」
「あれ大学からでも入れるでしょ?だから今のうちに高校生活を満喫しようと思って」
「青春って良いな~」
「まだ青春してないよ」
本当はしているんだけどねっとそう心の中で言った。
「はぁ~~」
「何ため息着いてるの?幸せ逃げるよ?」
「迷信よそんなの。いや、彼氏出来ないかなって」
「まずそのめんどくさがり屋直せばまだマシなんじゃ無い?」
「うっせ。個性と言え」
「嫌な個性だね」
そう言うと姉ちゃんが落ち込んだ。何ともめんどくさい人だ。
「もういい、疲れたから寝る」
あ、拗ねた。そのまま俺の横を通り過ぎて二階にある自分の部屋に向かっていった。
ドアが閉まる音がした。姉ちゃんが残したコーヒーを自分のと一緒に飲み干して台所に置いた。
「さて、皿洗いして晩飯でも作るか。今日は姉ちゃんの好物にでもするかな」
今日のメニューを考えながら皿を洗い始めた。