きらきら森のクリスマスツリー
冬の森に、ちいさなリスくんがいました。
ある朝、リスくんは雪の中でぴかりと光るものを見つけました。
「なんだろう?」
拾ってみると、それはなんと――きらきらひかる、こんぺいとう!
まるでお星さまみたいに光っていて、リスくんは胸がどきどき。
「これをもみの木のてっぺんにのせたら、きっとすてきなツリーになるよ!」
こうして、森でクリスマスツリーを作ることに決めたのです。
◇
リスくんはまず、ふかふかの雪をこいで大きなもみの木へ行きました。
もみの木は、森のなかで一番そびえる、とっても立派な木。
「この木にしよう!」
リスくんはポケットの中からドングリを取りだし、枝にひとつ、またひとつとつけました。
コロコロとしたドングリが、雪の光をうけて、ちいさくキラキラ。
つぎに、地面の下にかくしておいたまつぼっくりを飾りつけ。
まつぼっくりはつんつんしているけれど、粉雪がつくと、まるで宝石のようにひかります。
「わあ、きれいだね!」
そこへ、ふくろうさんがやってきました。
「ひかるものがいるのかい?」
「うん! クリスマスツリーをつくってるんだ!」
ふくろうさんは羽をふるわせて、羽根の間に挟まっていたつやつやの銀色の羽をぽとりと落としました。
「これも つかうといいよ」
「ありがとう!」
リスくんはうれしくて、羽を高い枝にそっと飾りました。
今度は、雪うさぎさんがぴょこん。
「これ、あげるね!」
雪うさぎさんがくれたのは、つめたい雪のかけら。
日の光に当たると七色にひかり、まるで氷の宝石。
リスくんは雪のかけらを枝にちりばめました。
最後に――
朝ひろったこんぺいとうのお星さまを、いちばん高いところへ。
リスくんは木をのぼり、ぎゅっと手をのばしててっぺんへ置きました。
「できた!!」
◇
その夜。
森のみんなが集まってきました。
ツリーはドングリでころころ、まつぼっくりでつんつん。
銀のはねがひかり、雪の宝石がきらきら。
いちばん上では、こんぺいとうのお星さまが、ほしぞらみたいにきらめいています。
「わぁ……!」
みんながツリーを見上げると、ひとりひとりの瞳がきらきらと光りました。
リスくんはその光を見て、胸がぽかぽかあたたかくなりました。
「みんながよろこんでくれて、よかった!」
こうして、森にすてきな冬の夜がやってきました。
ツリーは雪のなかでいつまでもきらきら、きらきらと輝いていました。




