一日目
ねぇ、ねぇ、僕。
なんだい?私。
うるせぇな。僕と私。
俺は関係ないだろ?
二人とも。
なんだ、私。
いま、私達って幸せだと思う??
俺は思わん。
僕も同感。
やっぱり?私も。
ねぇ、私達ってどうしたら幸せになれるのかな。
『...そうだね、僕もそう思うよ。私、俺。』
目覚まし時計がなる寸前。
布団から出て起き上がる。
ジリリリリリリリ!!!!!!!
『うるせぇな。』
あ、雑に扱わないでよそれは私気に入ってるんだからね!!
『あ?俺には関係ないだろ?』
えー...
『あ、学校...いかないと...』
『行ってきます。』
手合わせ。
ガチャッ
今日も世界は輝いている。
そんな世界消えてしまえばいいのに。
ヘッドホンをしてスマホをしながら歩く。
ながらスマホは危険。
頭危険信号。
鳴らす鳴らす鳴らす。
ガンガン
ズキズキ
『うるさっ...』
今日も憂鬱、だけど空は晴れている。
あぁ、学校行きたくないな...
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
『嫌!止めて!!』
いじめられてる彼女を横目に席に座る。
ここでの日常。
僕は関係ない。
あぁ、可哀想な子。
僕は学校ではあまり話さない。
顔は何故か恵まれているから高嶺の華的存在らしい。
助けないことに罪悪感は湧かない。
俺だったら混じってる気がする。
私は怖がって見なさそう。
だから僕がでてる。
いじめられてる彼女が助けを求める目でこちらを見ている。
面倒事は嫌いなんだ。
口パクで
ご.め.ん.ね
そう伝えた。
人ってさ。汚いものなんだよ。
僕人と関わりたくないから。
誰も構わないでよ。
君らには何もわからないだろ?
努力もしない、天才でもない、頑張らないやつは嫌いだから。
あーぁ、学校早く終わらないかな...
めんどくさい。
窓から見える木。
止まってた鳥を見ていようか。
あ、カラス。
カラスが雀を木から追い出す。
そのカラスと目が合う。
なんなんだ、このカラス。
数分するとカラスは飛びだった。
キーンコーンカーンコーン...
チャイムが鳴り響く。
今日はもう終わりか。
鞄を持ち、帰ろうか。