少女無双 バークリート編
投稿を遅れて申し訳ございません、
朝を迎えたシルフィード、
まだ日は登りきっていない、
戦闘服である浴衣を着て物音を立てずに家を出る、
街のほとんどはもぬけの殻だった、
たまに人は見かけるが荷物を準備している、
声をかけると怒られと思い声をかけないで南門に向かう、
南門に着いたシルフィード、
そこに、
「やはり来たか、」
バーボルトがいた、
「バーボルトさん、
私は行きます、」
シルフィードがバーボルトに向かってそう言う、
バーボルトは表情を何1つ変えずにため息を吐く、
「そんなこと言わんでもいい、
昨日のお前の表情でわかる、
それにお前を止めることができる奴なんざこの街にいないだろ?」
バーボルトにそう言われるとシルフィードは苦笑いしてしまう、
「正直お前のような子供に頼むのは気がひける、
だがこの街の運命はお前が握っているようなもんだ、」
バーボルトはシルフィードの前に立つ、
「もう一度言うが止めない、
だが1つ約束しろ、」
バーボルトはシルフィードの肩に手を置いて言う、
「生きて帰ってこい、
無理と思ったら逃げてこい、
誰もお前を責めない、
わかったな、」
シルフィードはその言葉を聞いて頷く、
バーボルトはゆっくりと手を離して道を開けた、
「それと魔物が今どこにいるか知りたいから何か合図を送ってほしい、
頼んだ、」
「わかりました!
行ってきます!」
シルフィードは走り出した、
バーボルトはその後ろ姿を見送った、
シルフィードは走る、
ただひたすら走る、
視線の先に見える山に向かって、
(シルフィード、
お前が倒す魔物は大物だ、
それまでに来る魔物は無視するんだ、
どれだけ強くても体力がなくなれば死んでしまう、
体力温存のために魔法で倒していくんだ、
そして突っ走れ、)
シルフィードは頷く、
そして走る、
出発して1時間もしないうちに、
「!」
シルフィードh正面を睨みつけた、
足裏から大きな振動が伝わる、
(予定よりもかなり早いな、
さっきも言ったが魔法で応戦するんだ、)
シルフィードは頷くと走りながら魔法を発動する、
アイスランス、
アースランス、
その2つをシルフィードの周りに停滞させる、
更に地面に地属性と火属性の混合魔法のオリジナル魔法クレイモアをいくつか地面に放つ、
クレイモアの効果はクレイモアの真上を何かが通ると爆発する魔法だ、
欠点は敵味方識別できないこと、
シルフィードが真上を通ると爆発した、
その時はとっさに後ずさって衝撃を軽減した、
それ以降あまり使わないようにした、
少し走ると魔物の群れが見えた、
数は数千、
それ以上いるかもしれない、
ウルフを筆頭にキラーマンティス、
アイアンアント、
グレートゴブリン、
デスオーガ、
極め付けはハイワイバーンの上位種のグレートワイバーンまでもがいた、
それ以外にもいるかもしれないが目視で確認できるのはこの数種だけだった、
シルフィードは真上に風属性と光属性掛け合わせたオリジナル魔法のフラッシュバンを発動する、
フラッシュバンは強烈な閃光と大きな音で相手の五感を麻痺させる魔法、
爆発させるのに時間設定ができる(大まかに10秒から30秒までの間)
地球では閃光手榴弾で流通されている、
欠点はこれも敵味方関係なく食らうこと、
シルフィードは直線上にアイスランスとアースランスを放つ、
先頭を走っていたウルフは貫かれる、
他には周りにいたウルフやキラーマンティスも貫かれて絶命する、
シルフィードは加速して敵陣の中央に向けて走る、
グレートゴブリンがシルフィードに向かって来たがシルフィードは飛び越えて頭上で真下にいるグレートゴブリンをシャドウセイバーを放ち頭に突き立てる、
更に空を飛んでいたストーンガルーダをアースランスで攻撃する、
ストーンガルーダにアースランスが当たるがあまり効果が見られない、
着地するとオーガロードが棍棒で殴りかかって来たためすぐに前に走り自分のいたところにクレイモアを仕掛ける、
地面に棍棒が叩きつけられたと同時にクレイモアが発動してオーガロードを含む数体の魔物が吹き飛ぶ、
肉片が辺りに散らばる、
それと同時にフラッシュバンが弾ける、
真下にいた魔物が音と閃光で怯む、
飛んでいたストーンガルーダは音と閃光で驚いて墜落する、
シルフィードは魔物と魔物の隙間を走る、
その時に火属性オリジナル魔法のフレアボムをいくつか捨てていく、
フレアボムはクレイモアと同じく爆発する魔法、
クレイモアとは違い投げたりできて時間もおよそ5秒後に爆発する、
欠点は他の2つと同じ敵味方の識別ができないこと、
更に真上にオリジナル魔法のランスレインを発動する、
ランスレインは中級魔法のランス系統魔法のオリジナル、
上空に魔力の塊を飛ばして魔力の塊からランスが出て来る、
今回放ったランスレインはすべての属性を入れたランスレインのため別名エレメント・ランスレインになるだろう、
欠点は聞き飽きたと思うが敵味方の識別ができないこと、
ランスレインを放った後シルフィードの後方から爆発音が響く、
フレアボムが爆発した、
更にフラッシュバンから立ち直った魔物が進んで先にクレイモアがあり、
それを踏んだ魔物が吹き飛んだ、
シルフィードは走る、
目の前にいたデスオーガを飛んで頭を踏みつけて更に高く飛ぶ、
上空にはグレートワイバーンがいたがシルフィードは慌てずにウィンドランスを放つ、
グレートワイバーンはウィンドランスを喰らうが何もなかったかのようにシルフィードに向かう、
シルフィードは向かって来るグレートワイバーンに対して自分の足の裏に極小のフレアボムを設置する、
自分の足の裏を氷龍の氷を纏う、
グレートワイバーンが口を開ける、
その時にフレアボムが爆発する、
シルフィードは更に上空に飛ぶ、
グレートワイバーンの噛みつきがからぶる、
シルフィードは鎖を伸ばしてグレートワイバーンの首に投げて巻きつける、
何かを巻きつけられたグレートワイバーンは鎖から逃れようと暴れる、
シルフィードは鎖を縮めてグレートワイバーンの首にまたがる、
跨ったと同時にグレートワイバーンの首にクレイモアを先ほどの5倍くらいの魔力量で設置する、
しかしこのままだとグレートワイバーンに反応して爆発するためあまり使わない時間設定した、
その時間は15秒、
グレートワイバーンが暴れる、
14
シルフィードはダウンバーストをグレートワイバーンの体にぶつける
13
ダウンバーストを受けたグレートワイバーンが徐々に地面に落ちていく、
12
シルフィードは鎖を左右に引っ張る、
11
グレートワイバーンが
鎖に合わせて落ちながら動く、
10
シルフィードはランスレインを空にばらまいていく、
9
ランスレインが下にいる魔物達を貫く、
8
更にフレアボムをばらまいて爆撃を行う、
7
グレートワイバーンの高度が更に落ちる、
6
ついには地面に激突する、
5
グレートワイバーンに魔物達が潰される、
4
シルフィードは鎖を外す、
3
シルフィードはグレートワイバーンから降りる、
2
そして南に走り出す、
1
グレートワイバーンが頭を起こそうとすると、
グレートワイバーンの首が爆ぜる、
更に近場の魔物が爆発に巻き込まれて吹き飛び肉片に変えていく、
シルフィードは走る、
シルフィードが倒した魔物の量は2割はみたない、
それでも勢いは無くなったと思われる、
シルフィードは走る、
目指すは山、
動く山、
そして、
(見えたぞ!)
やつと対峙する、




