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帰宅 ユーリシア編

遅くなってすいません、


来年も頑張ります、


皆様、


良いお年を!

ユーリシアside


お城に戻った私を出迎えたのはお父様でした、


「ただいま戻りました、」


「おかえり、

ユーリシア、」


笑顔で出迎えてくれたお父様、


イルバータ・バークリート、


私のお父様でありバークリートの王、


お髭を揃えてすごくいかつい顔をしている、


8つ上のお兄様には厳しく私には甘々なお父様、


「初日から帰りが遅かったな、

友達でもできたか?」


「はい!

すごく面白い子達です!」


それを聞いたお父様は笑った、


「そうか、

ここでもなんだ、

食事をしながら聞こう、」


お父様がそう言う、


でも私はあまりお腹が空いていないの、


「お父様、

ごめんなさい、

お友達のお家で少し食べて来たからあまりお腹に入りません、」


「ほう、

もう友達の家に行ったのか、」


「はい、

その食べ物もこちらにあります、」


私は自分で作ったケーキを入れた箱を見せる、


「ほぉ、

あとで見せてもらってもいいか?」


「これはお父様とお兄様に持って来たのでお食事の後に食べてください、」


「そうか、

それは楽しみにしておこう、」


お父様は少し微笑み私の頭を撫でる、


そのまま私とお父様は食堂へと向かった、





食堂では既にお母様とお兄様が席に着いていた、


「お母様、

お兄様、

遅くなって申し訳ありません、」


「大丈夫よ、

でも次からは事前に連絡をしてほしいかしら、」


「そうだ、

俺は心配したんだ、

何かあったかと思ったぞ、」


お母様とお兄様がそれぞれそう言いました、


お母様のソーニャ・バークリート、


お兄様のリチャード・バークリート、


お兄様は魔法学園の卒業生です、


自慢のお兄様です、


「さて、

席に着いて食事にしよう、

料理長、

ユーリシアは少なめで頼む、」


「かしこまりました、」


料理長は一礼して厨房に行きました、


なんか申し訳なくなりました、


料理長はいつも私達の健康と栄養を考えてお料理を作ってくれるからです、


シルフィもスズリナさん達にいつも感謝をしている、


私はそう思いながら席に着いた、


ケーキを入れた箱をテーブルの上に置きました、


「ユーリシア、

それはなんだ?」


お兄様はケーキを入れた箱に視線を向けた、


「お食事が終わってからのお楽しみです、」


私はちょっとイタズラ気味にそう言った、


「それは楽しみにしておこう、」


お兄様は少し笑う、


あまり期待されてないような言い方に私は少しだけムッときた、


でもこれを食べればきっとわかると思う、


それまでのお楽しみかな、


そう考えているとお料理が運ばれて来た、


いつ見ても美味しそうなお料理、


「いつもありがとうございます、」


私はお料理を運んでくれた使用人にお礼を言った、


使用人は驚いた顔をして一礼して離れていった、


「突然礼なんか言ってどうした?」


お父様は不思議そうに尋ねる、


「お友達の家に行った時にお友達は使用人にありがとうと言ってました、

お料理を食べれるのは料理長とそのシェフ達が毎日作ってくれるからです、

毎日平然と食べてますがもしお料理を誰も作ってくれなくなったら私達が作らないといけないのです、

しかし私達はお料理なんてまともに作れませんし教えてもらっていません、

そしてテーブルについた時にお料理を運んでくれる使用人の方々、

厨房からここまで運んでいただいています、

私達は作ってくれて当たり前、

運んでくれて当たり前と思っていました、

ですがその方々が居なければ私達は餓死しているでしょう、

私達は作ってくれる料理長や運んでくれる使用人に感謝をしないといけないのです、

そうお友達が教えてくれました、」


シルフィとケーキを作った時にシルフィがそう言ってた、


その通りだった、


私はお料理はできない、


作ってくれて当たり前、


私は料理長や使用人に感謝なんてしていない、


お父様達は真剣に聞いている、


誰1人口を挟まなかった、


むしろ何も言えなかったのかもしれない、


「私はお友達に感謝しています、

知らずに大人になったらどうなるか想像できましたので、」


誰にも感謝をしないで顎で人を使う王女になってた、


それは相手を不快にさせる、


恨みを買う原因になってしまう、


「リチャード、」


「わかっております父上、

まさか妹にそう言われると思わなかった、」


「私もです、

それにリチャードだけでなくあなたや私もそうしないといけません、」


「そうだな、

我らはこの国を守り国民を導かなくてはいけない、

その国民に恨みを買われてはいけない、

なぜ忘れてしまったのか、

感謝の気持ちを、

ユーリシア、

お前の友達に感謝をせねばならんな、」


お父様は私を見た、


「その子のことをもう少し聞いても良いか?」


「はい!」


私はシルフィのことを楽しく話した、


「その子は10歳で入学をしたんです、

マクスウェル様がそのように手配をしたようです、」


「10歳か、

幼いながら立派な考えを持っているのだな、」


「はい、

その子は去年、

冒険者になったって言ってました、」


「去年、

9歳の時か!?」


「詳しく聞いてないですが本人は生きるためと言ってました、」


「生きるためって、

その子って男なの?」


「いえ、

可愛い女の子です、

お母様、」


「女の子が冒険者、」


「訳あってギルドカードを見ました、

Bランクの冒険者書かれていて驚きました、」


「「「Bランク!!?」」」


お父様とお母様、


お兄様が一斉に声を上げる、


その気持ちよくわかります、


「本当か?」


「はい、

ギルドカードにそう書いてありました、」


それを聞いたお父様は水を口に含む、


「どんな生活してたら10歳の少女がBランクの冒険者になるんだ、」


「わかりませんが、

マクスウェル様がレイクリードに現れた魔族を素手で倒せるくらいの実力はあると言ってました、」


お父様が飲んでいた水を吹き出した、


お兄様とお母様も更に驚いている、


「待て!

レイクリードの王からはマクスウェル殿が討伐したと言っていた!」


「ですがマクスウェル様が自分でそのようにお話ししていました?」


「なんか、

とんでもないことを聞いてしまったな、」


お兄様が頭を押さえてしまった、


「女の子が魔族を素手で、」


お母様は小声でブツブツと何かを言っています、


「それでアスカレイヤ様の護衛をしています、」


「それだけの実力なら護衛を任されても不思議ではないな、」


お父様は腕を組みながら頷く、


「そして風精霊様のお友達です、」


全員が私を見ました、


「今なんと言った?」


「お友達です?」


「その前だ!」


「風精霊様です、」


「本当か?」


お父様が怖いです、


「はい、

マクスウェル様も風精霊様と言ってました、」


お父様が疲れた顔をしました、


「その子はなぜ学園に入学したんだ、」


「お友達を作るためと歴史を習うためと言ってました、」


「まさかのまともな理由、

そこに魔法と武術がないのがなんとも言えないな、」


「魔法と武術を教える理由はありませんからね、」


皆がなんとも言えない顔をしてしまいました、


私はその間にお料理を口にする、


どうしましょう、


シルフィが作ったケーキの方が美味しくてあんまり美味しいと思わなくなってます!


でもシルフィは食べ過ぎると太ると言いました、


それに作ってくれた料理長に申し訳ないです、


私はお料理を口に入れていきました、


食べ終えた頃にはお父様達は食べ終えていました、


私より量が多いのに、


お母様も女性のはず、


それなのにお父様と同じく食べ終えた、


普段は私と同じくらいなのに、


そう思っているとお母様が、


「あまり気にしたらダメよ、」


心を読まれた!?


私は驚いた、


「何か言ったか?」


「いいえ、

なんでもありません、」


お母様がお父様にそう返した、


そのあと私に向かって自分の唇に指を当てた、


内緒ってことでしょうか、


私は小さく頷く、


お母様は微笑みながら指を解いて元の位置に戻した、


深く考えるのはやめましょう、


私はそう誓った、


「ユーリシア、

お前の持ってきた物を食べようと思うのだが良いか?」


そうでした、


ケーキを持ってきたのでした、


私は机の上に置いたケーキの箱を開けた、


中はフルーツケーキです、


「これは、」


「見事な層になっている、」


「見た目は綺麗ね、」


それぞれ感想を言い合うお父様達、


すでに8個に切られているケーキを空いたお皿にのせていく、


よだれが出そうです、


「これはなんて名前の食べ物だ、

初めて見るんだが、」


「これはケーキという食べ物です、」


「食べるのがもったいないな、」


「お兄様、

食べてください、」


「でも、

こんなにも綺麗な食べ物、

なかなか食べられないわ、」


そんなに食べにくいのかな?


そう思っているとお父様は1人黙々と食べていた、


「うまいな、

だが少し甘すぎる、」


そうかな?


私は丁度いいと思うけど、


お兄様とお母様も食べ出した、


「確かにうまい、

でも父上と同じく甘すぎる、」


「そう?

私は丁度いいと思うわ、」


皆がそれぞれの感想を言いました、


男の人は甘くない方がいいのかな?


「よかった、」


私はまずいと言われなくてホッとした、


「なぜユーリシアが安心するのじゃ?」


お父様が疑問に思っています、


私は正直に説明する、


「このケーキは私が作りましたので不味いと言われなくて安心しました、」


お父様達が驚いた顔をする、


「これを・・・

ユーリシアが作ったのか?」


「はい、

さすがに1人だけでは作れないので友達に教えてもらいながら作りました、」


シルフィの教え方は上手でした、


お料理が楽しくなってきます、


「同じ女として負けたわ、」


「兄としても負けた、」


なぜかお母様とお兄様が落ち込んでいます、


「まさか娘の手料理を食べれる日が来るとは、」


お父様は感動している、


そんなに嬉しいのかな?


そのあとはみんなで残りのケーキを食べました、


食後は使用人の皆様と料理長や料理を作ってくれる皆様にクッキーを配りました、


初めは驚かれましたが美味しいと言ってくれて嬉しいです、

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