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囚われの王

シルフィード達は水路を走っていた、


複雑な水路だが幽霊さんがシウルをうまく誘導して進んでいる、


水路のためか兵士がいない、


いるのは小さなネズミくらいだ、


しばらく走ると扉が見えた、


人が1人通れるくらいの大きさ、


シウルは通ることができない、


シルフィードは土魔法で扉の周りの壁を崩す、


壁が崩れて扉が後方に倒れる、


その先に見えたのは無数の鉄格子、


地下牢である、


2人の重装備の兵士がいた、


シルフィードはシウルから降りて駆け出す、


兵士は扉が倒れた音に反応してシルフィード達の方を見るがシルフィードが速かった、


近くにいた兵士の鉄仮面をシルフィードは殴りつける、


仮面は外れて大きく飛ぶ、


仮面の下には肌が紫の男であった、


「魔族・・・」


シルフィードはつぶやき顔に拳の連打を魔族に浴びせる、


魔族の肌は硬いと聞いていたが予想以上の硬さである、


鉄仮面の落ちた音が響いて奥にいた兵士が気づいてやってくる、


シルフィードは一度離れると代わりにシウルが魔族に体当たりを浴びせた、


魔族は後方に吹き飛ぶ、


アスカレイヤはシウルにしがみついている、


シルフィードはアイスランスを高速で放つ、


魔族は避けることができずにアイスランスに貫かれる、


鎧を貫き、


魔族の皮膚も貫く、


貫かれた魔族は驚きの顔をして絶命する、


奥にいた兵士、


いや、魔族は剣を抜いてシウルに斬りかかろうとした、


しかし、


「ライトセイバー!」


アスカレイヤはシウルにしがみつきながらも詠唱していた、


初級光属性のライトセイバー、


光の剣が魔族に襲いかかるが、


光の剣は鎧を貫くも魔族の皮膚までは貫けなかった、


しかし魔族はひるんだ、


シウルは一度下がる、


その隙にシルフィードは無詠唱で魔法を放つ、


初級火属性魔法、


ファイアボール、


しかしただのファイアボールではない、


青い炎をしている、


青いファイアボールは魔族に当たる、


高温の炎は鎧を溶かす、


魔族は叫ぼうにも溶けた鉄が口に入り、


耳に入り、


目を覆う、


呼吸ができなくなり魔族は倒れる、


「鎧が溶けています、」


アスカレイヤは死んだ魔族を見て口を押さえながら言う、


「アスカちゃん、

辛いかもしれないけどこれが私の戦い方なの、

殺される前に殺す、

これが私の戦い方なの、」


シルフィードはアスカレイヤにそう言う、


「大丈夫です、

私こそごめんなさい、

魔族とはいえ人が死んだところを始めてみましたの、

でもこれが戦いなのですね、

向こうは私たちを殺しにきます、

ですから私たちも殺さなくてはいけない、

シルフィは殺しができない私のために魔族を殺してくれました、

シルフィは間違っていません、」


アスカレイヤはシルフィードにそう言い、


シルフィードは小さくありがとうとつぶやき無数にある鉄格子の中を確認していく、


そして、


シルフィードはある鉄格子の前で立ち止まる、


シウルも立ち止まる、


シルフィードは鉄格子に向かって歩き出す、


「あなたは誰ですか?」


シルフィードは鉄格子に向かってそう言う、


アスカレイヤはシウルからなんとか降りて鉄格子の中を見ると、


中にはボロボロに近い服をきた痩せ細った体の男が倒れてた、


アスカレイヤは口元を両手で押さえて鉄格子に駆け寄り叫ぶ、


「お父様!?」


アスカレイヤの声に男は反応する、


「幻聴が聞こえる、

どうやら死ぬようだな、

最後にアスカの声が聞けて・・・」


「しっかりしてください!

私です!

アスカレイヤです!」


アスカレイヤが大声を出すが男はあまり聞こえていないようだ、


「アスカちゃん、

どいて、」


シルフィードが後ろからアスカレイヤにそう言う、


アスカレイヤは少し離れる、


シルフィードは鉄格子の扉を力いっぱい殴りつける、


すると扉は吹き飛ぶ、


シルフィードが中には入る、


シウルは入れないから待つ、


アスカレイヤはその後ろについていき男の元に駆け寄る、


「お父様!」


アスカレイヤは男を揺さぶる、


かなり衰弱している、


シルフィードは治癒魔法を行った後に収納魔法で水とナイフと焼いた肉を取り出す(シウル用に試行錯誤で作った肉)


アスカレイヤはいきなり現れた水とナイフと肉に驚いた、


シルフィードは男に水を飲ませると肉を一口だいに切って男の無理矢理食べさせる、


吐き出さないか心配せていたシルフィードだが出した肉を全て食べた、


男は少し回復したのかよろよろと体を起こす、


「ありがとう、

キツネ族の少女よ、」


男はシルフィードに向かって頭をさげる、


「俺の名はスレイプニル・ライトニング・レイクリードだ、

名前の通りアスカの父だ、

できれば君の名前を教えて欲しい、」


「私はシルフィード、

アスカちゃんの友達です、」


シルフィードはそう言う、


「シルフィードか、

キツネ族がなぜここにいるのかわからないが助かった、

本当にありがとう、」


「シルフィ、

私からも、

お父様を助けてくれてありがとうございます、」


「いいよ、

友達を助けることは当たり前だよ、」


シルフィードは笑顔でそう言う、


するとシウルがシルフィードに話しかけてきた、


「シルフィード、

先ほどの音で魔族が集まりだしている、」


「うん、

シウル、

ありがとう、」


スレイプニルはシウルが話すところを見て驚くがすぐに正常になる、


「シルフィード、

アスカを連れて逃げて欲しい、

この城には魔族が大量にいる、

どうやってここまで来たかわからないがそこからアスカを連れて逃げて欲しい、

俺は王としてまだやることがある、」


スレイプニルはそう言うがシルフィードは頷けない、


「ヤダよ、

アスカちゃんが私に頼んできたもん、

お父さんを助けるから連れて行ってって、

それにこのお城におじいちゃんがいるの、

おじいちゃんがいま戦っているの、

だから私も戦うの、」


「お父様、

シルフィとは今日出会いましたがシルフィは強いです、

大人は簡単に倒してワイバーンの群れもすぐに倒しました、

それにここを見張っていた魔族も倒しました、

シルフィは私のために戦ってくれています、

お父様がそんなこと言っても意味はないです、」


「それほどの子なのか、

わかった、

だけどこれだけは約束して欲しい、

危なくなったらすぐに逃げて欲しい、

シルフィードのような子供が死ぬところを見たくないから、」


「うん、

約束するよ、」


シルフィードは頷いてスレイプニルを起こす、


よろめくスレイプニルをシルフィードとアスカレイヤが支えてシウルの元に行く、


「シウル、

アスカちゃんとアスカちゃんのお父さんを背中に乗せて、」


「承知した、」


シウルは身をかがめてスレイプニルの乗りやすいようにする、


スレイプニルは戸惑いながらもシウルにまたがる、


アスカレイヤもシウルにまたがる、


「シルバーウルフよ、

ありがとう、」


「気にするな、

我はシルフィードに言われてやっているだけだ、」


シウルはそう言って体を起こす、


シルフィードを先頭にシルフィード達が走り出す、


「この近くに城に入る入り口がある、

そこから城の中に入ってくれ、」


「わかった!」


シルフィードは返事をする、


しばらく走っていると扉が見えたがその周りには魔族がいた、


シルフィードは無詠唱で無数のファイアボールを放ち魔族を倒していく、


相変わらず扉が小さい、


シルフィードは扉の周りの壁に向かって拳を力いっぱい叩きつける、


壁は大きな音を立てて砕ける、


壁の向こうにいた魔族は驚きの顔をするがシルフィードはファイアボールを放ち倒す、


シルフィードは階段を駆け上がる、


アスカレイヤもスレイプニルも驚きの顔をするがシウルは慣れたのか平然とシルフィードの後を追う、


階段を登りきるとまた扉があったためシルフィードは扉周りの壁を殴り壊す、


大きな音を立てて壁は壊れる、


シルフィードたちは走ると城の一階に出た、


外に出る扉の方から無数の剣撃が聞こえる、


冒険者達が外で魔族と戦っているの音だ、


外に魔族が駆り出されているのか一階には誰もいなかった、


シルフィードは謁見の間に急ぐ、


二階の廊下に出てシルフィードはショートカットのために壁を拳でぶち抜く、


壁は壊され破片が飛ぶ、


その破片が何かに当たったらしいがシルフィードは気付かずにいた、


シルフィードはすぐに辺りを見渡してマクスウェルを見つけて言う、


「お待たせ!

おじいちゃん!」

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