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おじいちゃんは暴露する

今回はかなり短いです

シルフィードが依頼をこなしている間、


マクスウェルは魔法学園に行き全職員を呼び会議室に来た、


職員達は突然呼び出されて困惑している、


「皆集まったかの?」


マクスウェルが確認するように皆に聞く、


「学園長、

突然呼び出してどうしたんですか?」


1人の職員がマクスウェルに聞いてきた、


もともと自由なマクスウェルは突然どこかに行ったりすることはあるがこのように突然会議することは滅多にない、


「突然呼び出してすまないのう、

皆に話しておきたいことがあってのう、」


マクスウェルが言うと皆の視線がマクスウェルに集まる、


「わしは魔法対決で負けたのじゃ、

本気を出して惨敗したのじゃ、」


皆の思考が停止した、


マクスウェルの言った言葉が理解できていなかった、


マクスウェルが負けた、


皆の頭の中にその言葉がなんども繰り返される、


「それでその子をここに入学させたいのじゃ、」


マクスウェルがその子と呼んだ時に皆が驚いた、


マクスウェルは子供に負けたと、


「そしてここからが本題なんじゃが、

わしがここの学園長であり続けてよいのかのう、」


その言葉を言った途端会議室が一気に慌てふためいた、


皆がマクスウェルにやめないで欲しいと言い続ける、


「わしはまだここで学園長をしててもよいのか?」


皆が首を縦にふる、


「そうか、

わしはまだ学園長をしてていいのか、

ありがとう、」


マクスウェルは頭をさげるが周りの皆が止める、


「それでじゃ、

その子を来年ここに入学させる予定じゃ、

皆もその子から学べるものがあるかもしれぬからの、」


皆は想像した、


その子がどんな子なのか、


マクスウェルを負かすほどの力の持ち主、


「ついでにその子はギルマスのバーボルトを正面から打ち負かしたのう、」


皆は再び思考が停止した、


バーボルトはここ街で五本指に入るほどの実力であり、


龍殺しの二つ名を持つ男、


その男を正面から打ち負かしたのと言われて何を言っているんだという顔になる、


「それはわしと受付嬢と他の冒険者が証人になる、」


マクスウェルが話すが他の人たちは聞こえていない、


1人の職員が現実に戻り質問する、


「学園長、

我々はその子に何を教えればいいのですか?」


「その子は友達を作ることと歴史を覚えるためにくるようなものじゃ、

魔法と武術は特に問題なかろう、

算術はここまで来る時にどこまでできるか聞いてみたが問題なかったのう、

礼儀も最低限できておった、」


何のためにくるのかわからない、


職員達はそう思った、


「その子はわしのわがままでここに来るのじゃ、

何かあったらわしが全ての責任を取ろう、

だが忘れないでほしい、

我々教育者は生徒に教えていくのじゃがその逆もある、

生徒から教えられることもある、

その子がこの学園に来ると何があるかわからん、

だが決して悪いもんではない、

生徒にも我々職員にも、」


マクスウェルが強い口調で全職員に言う、


小さな子が自分たちに教える、


一部の職員は鼻で笑おうとした、


だがマクスウェルの言う気迫に笑えなかった、


「話はこれで終了じゃ、

いきなり呼び出してすまないのう、」


マクスウェルはそう言って席を立つ、


そのまま止まらずに会議室を出た、

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