第八話「移動手段?」
え〜〜と、ではどうぞ!!
カノンが仲間になった後、俺達三人は次の町へと向かっていた。
そしてその道中、カノンがある事を聞いてきた。
「アイデットさん、一つ聞いていいですか?」
「何だ....?」
「何で歩いているんですか?色々な移動手段があるのに。」
「あっ.....?」
カノンの言う通り、よく考えたら馬に乗っての移動とか色々あるじゃないか。なのに何故俺達は歩いているんだ?
そうか!ストラウドが色々な移動手段を教えなかったから俺達は歩いているんだ!ストラウド、本当に駄目な奴だな!
奴が気がついて俺に言わなかったのがいけないんだ!
「それはストラウドのせいだ。」
俺は嘘は言っていない。ストラウドが教えなかったから俺達はこうして歩いている訳だしな!
カノンは俺の言葉を聞いた瞬間、後ろに居たストラウドの方を向いて、
「天誅ぅぅ!!」
バキッ!
と言いながらストラウドの顔面に蹴りを入れた。
なかなかいい蹴りだったな。ストラウドが「へぎゅ!!」とか叫びながら軽くぶっ飛んで木にめり込んだぞ。でも平気だろう、あいつギャグ補正が付いていそうだし.....すぐに立ち上がるだろう。
俺の予想通り、木にめり込んだストラウドはすぐに立ち上がった。
そしてストラウドはカノンに向かって文句を言おうとしたが、
「ガハッ!お、お前いきなり何しやが....」
バコンッ!
「ガッ!?」
ストラウドに向かって走っていたカノンが飛び膝蹴りを食らわせた。しかも顎に.....あれは酷い。下手すれば顎が砕けたかもしれないな.....まぁストラウドにはギャグ補正が付いているだろうから気絶する程度で済むだろう.....ギャグ補正は偉大だな。
また俺の予想通り、ストラウドは大の字になって倒れて気絶した。
だがカノンが追い討ちをかえるように気絶したストラウドを何度も蹴っている。さすがに止めないといけないのか?見ているのは楽しいんだが、これ以上やられたら俺が苛められないからな。
俺はストラウドを蹴っているカノンに近づいて頭を撫でてやった。
するとカノンはストラウドを蹴るのを止めた。
「そこまでだ、これ以上はするな。俺の楽しみがなくなるだろ?」
俺がそう言うとカノンは目をキラキラさせながら俺の顔を見てきた。それはもう凄い勢いで見てきた。
そして一人ぶつぶつと何かを呟いているが俺は気にしない。
俺はボロボロの状態で気絶しているストラウドの襟首を掴んだ。
そして俺は一人ぶつぶつと何かを呟いているカノンに、
「早く行くぞ。」
と言ってストラウドを引こずりながら歩き始めた。
カノンは一人ぶつぶつと呟くのを止めて、俺の後ろを駆け足で着いてきた。
俺は歩きながら次の町に着いたらやる事を決めた。どんな移動手段があるかを確認してその中からいい移動手段を見つけてたり、いい金稼ぎになる事を探したりする事を。
「ハァ.....この調子じゃ、目的地に着くのは当分先になるな......。」
そんな事を呟きながら次の町に向かう俺だった....。
それにしても早く起きないかなこいつ.....。引こずるの面倒くさいんだが......。
別にいいか。このまま引こずっていたらストラウドの背中が大変な事になって......ププッ!
起きた時のストラウドの反応が楽しみだ.....。そうとなったら思いきり引こずってやらないとな!
ズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズル
しばらくしてストラウドが目を覚ますと、背中が大変な事になっていている事に一瞬で気づき、「背中がぁぁぁぁ!!!!」と叫んでくれた。
やっぱりストラウドは期待に答えてくれる奴だと笑いながら思った。
やっぱり上手く書けない.......。
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