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テンペルス  作者: FISH!!
10/14

第七話「何故こうなる....?」

またまた無理矢理な展開です。


ではどうぞ!

次の朝、ストラウドが目を覚ましたらすぐに別れの挨拶をして俺達は旅を再開した。

別れの挨拶をした時ににカノンの様子がちょっとおかしかったけど気にしない。俺達に付いてきたそうな目をしていたが俺は気にしない。

これ以上メンバーが増えるのは勘弁だからな。

後、今俺達は森の中を進んでいるのだが......


ジィ〜〜


「.........。」


ジィ〜〜


「ア、アイデットさん....後ろから視線を感じるんですけど.......。」


ジィ〜〜


「気にするな.....気にしたら負けだ.....。」


ジィ〜〜


何故後ろの方から視線を感じるのだろうか?

おかしいな、チラッと後ろを向いたら木に隠れながらこちらを見ているカノンを見つけたのだが.....。


ジィ〜〜


バレていないつもりなのだろうか?

後ろの方から微かに、


「よし、私の尾行は完璧だ......。」


と聞こえてくる。いや、バレバレだからな?姿も見えているし.....その尾行のやり方で完璧と思えるお前を尊敬するよ....。

ていうかカノンの着ている服が俺の着ているやつと全く一緒なんだが.....気にしないでおこう!!


ジィ〜〜


「アイデットさん、どうするんですか.....?」


「無視に決まっているだろ、これ以上のお荷物はいらん.......。」


「お、俺もお荷物なんですか....。」


ストラウドが凄くがっかりしている。いや、そんなにがっかりされてもだな......。


ジィ〜〜


「ハァ.......。」


一体何なんだ?何故カノンは俺達に付いてきているんだ?誰か教えてくれないか......?


バタンッ!


「きゃあ!?」


それにカノン何も無い所で転んだし.....。


「おいおい嬢ちゃん、中々可愛いじゃねぇか?」


しかも変な怪しい奴等に絡まれてるし.....。


「すいませんアイデットさん!俺もう無視出来ません!!」


ストラウドはカノンを助けにいくし......。


「止めろぉ!」


「何だテメェは!?」


「お前らみたいな奴等に名乗る名はない!!」


ストラウドはかっこつけだしたし.....。


「ちょっと待ってよ!」


「何だ?」


「何であんたなのよ!?」


「何だよ俺じゃいけないのかよ!?」


「こういう時は普通アイデットさんみたいな人が助けにくるもんでしょ!?あんたはお呼びじゃないのよ!!」


「ちょ、何だよその言い方!?それが助けに来た奴に対する言い方か!?」


ストラウドとカノンは喧嘩しだすし......。


「こいつら.....ふざけやがって!!」


「ブッ殺してやる!!」変な怪しい奴等はキレだしたし.......。


ガスッ!


「ちょ、不意打ちはいけないって!!」


「あんた弱すぎじゃない!やっぱりあんたじゃ駄目なのよ!!」


ストラウドはまたリンチされているし.....。

そろそろ無視出来なくなってきたな......仕方がない、助けるか......。


「おいお前らそこら辺にしておけよ。」


俺がそう言いながら歩み寄るとストラウドとカノンは目をキラキラさせながら俺を見てくる。

そんな目で俺を見るんじゃない.......。


「なんだテメェは....ってもしかして!?」


「お、おい!こいつまさか.......!?」


お前達も世にも恐ろしい物を目の前にしたような顔をするのを止めろよ.....。一体俺が何をしたって言うんだ........?


「こ、こいつあの伝説の【黒き襲撃者】だぞ!!」


「な、なんで伝説の人物がここに居るんだよ!?」


「に、逃げろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


変な怪しい奴等は意味が分からん事を叫びながら走り去っていった。

一体どんな伝説が語り継がれているんだよ!?なんでこんなに怖がられているの俺!?なぁ誰か教えてくれよ!?


ガスガスガスガスッ!!


「痛い痛い!!な、なんで俺ばっかりぃぃぃぃ!?」


ハッ、俺は一体何を!?何で俺の拳に血がついているんだ?よく分からんが気にしないでおこう!!

とりあえず何でカノンがここに居るかを聞かないとな。


「おいカノン、何でここに居る?」


「え〜〜と、それはですね......。」


こいつ何で顔を赤くしてモジモジしているんだ?なんだ、俺を狙っているのか?


そしてカノンは上目遣いで俺を見ながら、


「お礼がしたいんです.......。」


と言ってきた。お礼?なんだその事か、俺の事を狙っているのかと思ったじゃないか。


「礼ならしてもらった。だから気にしないでいいんだ。」


「でも私はしたいんです!私にとってアイデットさんは命の恩人なんですから!!」


カノンはもの凄い勢いで顔を近づけながら叫ぶ。

困ったな.....、これ以上足手まといが増えるのは嫌だしな。

なにかが出来れば連れて行ってもいいんだが.....。


「礼って一体何をするつもりなんだ?」


「ストラウドくんの傷を治します!私には回復の力があるんで!そうすればアイデットさんが彼をいくら痛めつけようが大丈夫ですから!」


なるほど、こいつ分かっているじゃないか。

よし、役に立ちそうだな!あっ、でも大切な事を忘れていたな。


「カノパ....父親はいいって言ったのか?」


これが俺にとって一番大切な事だ。あんな事があったばっかりだからな、カノパパとしてはしばらくは一緒に居たいだろう。

簡単に許可を出してくれるとは....


「簡単に許可を出してくれました!」


ええっ!?マジかよ!?なんで簡単に許可していいのかカノパパ!?


「あっ、お父さんがこれを渡してくれって。」


なんだ手紙?一体何が書いてあるんだ?えっとなになに?




────────────アイデットさんへ


いきなりカノンがすみませんでした。

カノンがどうしても着いていきたいと言いましてですね。

こちらとしてはやはり娘を旅には行かせたくないのですがカノンが、「あの料理を毎日作って食べさせますよ?」て言ってくるものですから.....。

あの娘、自分の作る料理は強力な兵器だと理解したらしく脅しに使うように.....。

私もまだ死にたくないので......どうか助けてください!!多分貴方に断わられたら私の命が危ないんです!!どうかお助けを!!


    カノンの父より

────────────


脅しじゃねぇか!!どうりで簡単に許可を得れた訳だ!カノン、なんて恐ろしい奴なんだ!!


「という訳でよろしくお願いします、アイデットさん。」


「.........分かった............。」


こうして俺はカノパパの命を守る為にカノンを連れていく事になった。

後、自分の楽しみの為に..........。







いや、個人的にはカノンはなかなかのお気に入りなんです。

だからどうしても仲間にしたくて......



まぁ、間違いの指摘、感想、アドバイスをお待ちしています!

後、キャラ設定を追加しましたのでぜひ見てください!!

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