フラグが立ちました
登場人物
主人公 大和翔琉
召喚者 ローズマリー
紳士 名前はまだない
今日もお店は大繁盛!
『おい!ローズちゃんと働けよ!そうじゃなきゃ給料半分だからな!』
「こんなに無理やり働かせておいて、よくそんなことが言えるわね!これでも私は賢者の称号を持ってるのよ!」
『その賢者さまの資格を持っていても貧乏暮らしじゃないか!それに勝手に商品のアップルパイを食べてるのも知ってるんだぞ!』
「ギクッ。それはまあ役得ってやつよ!」
と、まぁこんな感じで忙しくも楽しい日々を過ごしていたところ。。。
街の人と旅人ぐらいには人気の掘っ建て屋台に、似つかわしくない人物の来客。
見た目は白髪の髪の毛をオールバックにして、片目にレンズから金色のチェーン、服はモーニングのようなまるで紳士の出で立ち。
「ほう。ここが最近話題のアップルパイとやらを食べさせてくれるお店ですか。お一ついただけますか。」
「あっ、はい!アップルパイですね。少々お待ち下さい。」と注文を取ったロースが裏の調理場(アトリエと言うなの、ただの裏側)にやってきた。
「翔琉ー。紳士を絵に描いたような人がやってきたよ。」
『ほーん。どれどれ。。ホントだ。。今までも口コミでお客さんが来てくれたけど、今まで来たことのないタイプだな。』
俺はこれはもしかしてもしかして、あれだ。
アップルパイの話題が王都まで広まったのか!よくある異世界パターン!!とは言っても贔屓はせずいつものアップルパイを描いて、その紳士に定期した。ただ特別にプライドポテトを添えて出した。
甘いとしょっぱいの無限ループをどうぞ。
紳士「これは美味い!アップルパイの甘酸っぱい味にサクサクした食感がたまらん!!それにこの揚げたイモ!甘さに慣れた味覚にしょっぱい味がたまらない!!」
紳士から大好評!これでこのお店の評判も上がるな!そろそろアルバイトも募集してお店を拡大だ!!なんて思っていたところ、
紳士「この料理を作ったシェフはどなたかな?」
『私ですが。お気に召していただけましたか?』
「いやー、噂に違わぬ一品でしたぞ。」
『それは良かったです。ぜひ、ご友人にもオススメ下さい。』
「もちろんですよ。紹介するので、王都まで来ていただけますかな?」
おおー、異世界のテンプレ!地方で適当にしてたら噂が王都まで届くと言う安直さ!
この街も住みやすいけど、せっかくなので王都まで行こう!!
横にいたローズが
「もちろんです!!出張いたします!」
と、勝手に話しを進めてしまった。
それもまぁいいか!
よし!王都に進出だ!!
こんにちは!わたあめインペリアルです!
次回、王都進出!