異世界の理(ことわり)
登場人物
主人公 大和翔琉
召喚者 ローズマリー
この異世界について大雑把に理解したところ、まずは魔法が中心の世界で伝統的な火、水、土、風、光、闇があり、そこから多数に派生した魔法が存在するという。
俺の属性はその派生の1つであることのことであるが、詳しいことは分からないとのこと。
『それじゃー、まずはリンゴでも書いてみるか』
リンゴを描いたノートから、浮き出るようにリンゴがでてきた。
『おー!!!凄い!!これなら元の世界の環境を再現出来るのでは?!それじゃ!いただきます!!!』
大きな口を開けてかぶりつく。でも、味は…
『マズ。。ってか、無味無臭。』
「あー、絵は絵だよ。果物の汁とか入れないとただ絵が出るだけだよーって。」とローズはさも当たり前かのように答えた。
あー、完全に詰んでね?チート感ゼ〜ロ~じゃんか。結局、食べ物ならその一部、武器とかなら、鉄とか素材を入れないとスカスカの物しか出てこないと言う。。
何をするにも素材を集めて保存しておく必要があるな。よし!!先ずは商売を始めよう!この世界では甘いものは貴重なようなので、スイーツを売ろう!アップルパイなら絵にも描きやすい!
『おい!ローズひとまず、砂糖とリンゴと小麦とシナモンを用意しろ!!」
「何をするつもりなの?翔琉の世界と同じ物はこっちにはないわよ。」
なんとなく近いものないか雰囲気を伝えて、用意出来た物を描いた絵にかけてみた。
ノートからにゅーっとアップルパイが出てきた。恐る恐る口に運ぶと、
『上手い!!』
トゥールットゥルール!!!
アップルパイとはちょっと違うかもしれないけど、かなり上手い!とりあえずの実験は成功だ!
「なになに、なんかいい匂いするよー。」
『これはアップルパイって言うんだ。まぁ、食べて見ろよ!』
大きな口を開けてローズがかぶりつく。
「なにこれおいひい。ハフハフ。」
よし!こっちの世界の人の味覚にも合うようだ!さっそくこれで商売を始めよう!!
「それでこれで魔王は倒せるの??」
その使命は忘れてたわ。
こんにちは!
わたあめインペリアルです!
応援よろしくお願いします!
次回、商売商売。
ちゃんと冒険ファンタジールートには乗れる構想はあります!!たぶん絶対おそらく確か。