食べ歩きスイーツ
登場人物
主人公 大和翔琉
召喚者 ローズマリー
貴族 スイーツ子爵
アホ賢者の使い込みによって、無一文の俺はとにかく日銭を稼ぐための方法を考えた。
んー、どうしたものか。元の世界の何か便利アイテムを作成して持ち込むか?いやいや、下手にこの世界に無いものを持ち込むのはマズイ。変に注目を浴びたら大変だもんな。
やっぱりスイーツかー。っても、あまり派手にすると子爵さまに何か言われてもなぁー。
素朴なものでどうせなら食べ歩き的なのがいいな。
なんて市場を歩きながら考えていると、果物を売っている露店があったので、少し眺めてみた。いろいろな見たことのない果物がたくさん並ぶ中、ピンポン玉より少し大きい赤い実があった。見た目リンゴそのもの。
そこの店主から、「へい!にいちゃん!サービスするから買っていきなよ!安くしとくぜ!」
『ちょっと味見してもいいですか?』
「おっ、いいぜ!うちのリンゲは最高だよ!」
リンゲ?名前も似てるのね。何はともあれ一口。ん??ちょっと酸味があって酸っぱいけど、爽やかな甘みが口に広がる!ほとんどリンゴと同じ味だ!よし!定番のリンゴ飴にしよう!大きさもリンゴより一回り小さいし、食べやすそう。第一、酸味が強いぶん飴との相性も良さそうだ。
『店主さん、このリンゲを1つ下さい。』
「なんでい、1つかい。まとめて買ってくれたら安くするぜ。」
ホントにすみません。1個でいいんです。むしろ半分の半分でも。材料には果汁いつまでにあれば、描いた絵がリンゲになっちゃうから。
『すみません。ちょっと手持ちがなくて。でも本当に美味しいから次は纏めて買ってくよ。』
「おーけー。また待ってるよ。」
よしよし、後は子爵さまのところからかすめてきた砂糖とそのへんの木を材料にすれば「リンゲ飴」が作れるな。
準備が進んで来たところで、アホ賢者が前から歩いてきた。よく見ると、なんか美味そうなもんを食ってるじゃないか。
『おい、アホ賢者。その美味そうな肉や魚はなんだ?金はないっていってなかったか?』
「あーこれ?これは私のお金だもん。使ったのは翔琉のお金よ。だって、当たり前じゃない。あなたの付き添いで来たんだから、支払いは持ちでしょ。」
自然と拳を握り、思いっきり振り抜いた。
「痛いじゃないの。なんてことするの?私、女子よ!」
『自分のことを自分で女子いうやつほど、信用ならん。俺にも食わせろ!』
「分かったわよ。分けてあげるから、絵の魔法で増産しなさい」
『増産。。。』
「当たり前だけど、売ろうなんてゲスなことは考えちゃだめよ。営業妨害でやられるわよ。」
確かに、おんなじ物を急に売られたなんてなったら、何されるか分からないからな。
リンゲ飴は売ってないからセーフだろうと、言い聞かせ、肉をむさぼった。
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