異世界へ
僕の名前は大和翔琉。見た目はまさに標準的でカッコよくもブサイクでもない、小さい頃から絵を描くのが好きで、いくつかの賞をもらえるくらいには絵が上手く、つぶやきアプリの「Z」ではフォロワー1000人超えの僕。まさかこんな運命をたどることになるとは。
年が明けて、お正月も終わり、大学受験を間近に控えた僕は『大学なんていかなくてもZでお金を稼げるようになれば良くね?』と散々な模試の結果から現実逃避のため、300イイねが付いた絵をにやにやと眺めつつ、学校の放課後の補習を終え、夜道を歩いて家に帰っていた。
地元の飲食店が立ち並ぶ道の外れに、普段は見慣れない露店が出ていた。「そこのお兄さん。ちょっと見ておいきよ。」と深い紫色に金糸の縁取りのフードにローブとまるで毒リンゴでも売ってそうな風貌の老婆に声をかけられた。『見ておいきよって、リアルで初めて聞いたわ。それに免じてちょっとぐらいなら見てもいいか。』と僕は興味を持った。
地面に敷かれた絨毯の上には、なんとなくアンティークぽい指輪やネックレスなどが並んでいた。『なんだ。よくあるパチモン的なのか。まぁ、そんなもんか。』とちょっとだけ損した気分になりつつ帰ろうとした時、商品の鏡が青白く光っているのに気がついた。『お婆さん、この光ってる鏡は何?』、「おや。光って見えるかい。そうかい、そうかい。それは…」と老婆が言い終わる前に、『あっ、これ、なんかあかんヤツ。』と直感的に逃げようとしたが、身体が動かない。鏡から光は消え、反対にまるでブラックホールのような黒い渦が鏡に映っていた。『す、吸い込まれるー。う、うわーーーー!!』
「翔琉!!!起きなさい!!!」と女性の声が聞こえる。『なんだ夢オチとはしょうもないな。そりゃ鏡に吸い込まれるとかなんのファンタジーだよって感じだしな。んん?今誰の声だ??』と不安と緊張から目を思いっきり開いた。『知らない天井だ。。』
初めての投稿です。
頑張ります。