レムリア期1人目。その9、露天風呂
目覚めると、担当官のSさんがいました。
私か眠っている間に、さらなる追加情報を施術しました、とのことでした。
Sさんは、ホテル内にある、エーテル質の露天風呂を私にすすめると、姿を消しました。
私は、すぐにその露天風呂に入りたい気持ちになりました。ゆっくり起き上がり向かいます。
露天風呂の入り口では、『非表示空間モード』を選択しました。
中に入ると、もやのような輝きの中に露天風呂がありました。
見ると、その岩盤には色々な幾何学模様が施してあります。そして、美しく輝くエーテル状の液体のような媒体が湧き流れています。
ここは、北東部に位置する、シリウスの神殿の泉とも繋がっている空間で、泉の磁場がコピーされているとのことでした。
液体に浸かり、ひと息つき、もやと輝きに慣れてくると、頭上に青空が広がっているのを認識できるようになりました。
お風呂を出ると、少し驚きました。
「あれ?身体が、軽い??」
私は、ジャンプしたり腰をひねってみたりしました。
お風呂に入る前も、特に不調は何もなくて、いつも通りに元気であったのですが、それまで以上の肉体的な軽さを、初めて感じていました。
クリスタルシティの磁場に肉体ごと少しずつ慣れてきたんだよ!お疲れ様!
振り向くと、担当官のSさんがいました。
すると、その場ですぐに、さらなる新しい情報の施術が始まりました。
その施術は、2〜3分ほどで終わりました。
Sさんに、再び、露天風呂に浸かるように促されました。
また眠気が来ると思うけれど、部屋でゆっくり眠ってね
そして起きたら、またここにくるといいよ
そう言うと、Sさんはいなくなりました。
そして、Sさんが言っていたとおり、眠くなってきました。
私は、露天風呂から出て、部屋に戻り、ベッドに横たわりました。
すぐに眠りました。
その後、数時間が経って、目が覚め、再び、露天風呂に入りました。
今回は、もう、Sさんは現れませんでした。