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夢を叶えろ!  作者: 鈴月桜
第1章 中学卒業
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第1-6話 闇の始まり

(莉乃)


キャンプで勝利と出逢った私は、生まれて初めて恋という物を知った。


小学3年生の時に、母の浮気相手に冗談でお尻を触られた事で男性に対する警戒心がトラウマと変わる。

更に、その男性と2人きりになった時、気を使って差し出してくれた麦茶を手で叩いて茶碗が落ちてしまった時に、その男が平手で私の頬を叩いた。

そこで男性への恐怖を感じて、それ以降、男性への警戒と恐怖が私を襲い、男性と話す事も触れる事も出来ない程の男性恐怖症になっていた。

結局母は、その男と駆け落ちしてしまった。


でもキャンプで勝利と出逢う。

私の男性恐怖症は、勝利には発症せず、いつのまにか、キャンプが終わる頃には恋をしていた。


勝利から告白されたが、勝利の軽率な行為で帰り際に喧嘩をしてしまう。


しかし二人が初めて会った場所で仲直りし、ここから始めようと誓い合ってキャンプを終えた。


この流れだと夏休み中には、恋人になっている筈だったが、一つだけ気掛かりな事があった。


パーキングで勝利と話した時、微妙に手が震えた事だった。


もしかして、勝利にも男性恐怖症の症状が・・・・


実際は、それを確かめるのが怖くて会う決心がつかなかったのである。


キャンプを終えると勝利は、ほぼ毎日塾に通う。

塾が休みの日に会おうとすると、勝利の事をよく思っていない友達の美希が、決まって邪魔をした。

美希の妨害を突破する事も可能だったが、やはり男性恐怖症の件で無理してでも会おうとする気持ちが足りなかったのだと思う。


LINEはしていたが、こんな状態なので恋の発展まで至らず、夏休みは終わってしまった。


「あ~あ、私ってダメだな」


そして2学期が始まり1ヶ月が過ぎようとしていた


会いたいな〜


常に心の中では思っているのだけど、たまに電話で声を聞くと、つい照れ隠しで

「アンタは遊ぶ時間なんて無いのよ。勉強しなさい!」

等と、心にも無い事を言ってしまう。


この話し方も美希の真似をしていたので、普段の話し方に変えなくてはならない


う~ん


カレンダーを見つめる。

今日で9月も終わる。


木曜日かあ~


今なら日曜日にデートに誘っても遅くないよね?


ヨシッ!

勝利にLINEしよう。


いつまでも、このままではダメだ!


思い切ってデートに誘そう


(今週の日曜日だけど映画に行かない?)


するとすぐにLINEが返ってきた。


(今週の日曜日は、特別講習があるから、来週でもいい?僕も莉乃に会いたい)


その返事に顔を赤くした。


(来週?何とか行ける様に調整するね)

特に用事は無いのに、ちょっと見栄を張って返事をした。


そうだ!


来週のデートに着ていく服を買いに行こう。


美希にLINEで連絡する。

(美希、今週の日曜日に渋谷へ服を買いに行こうよ)


すぐに返信が返ってきた。

(行こう)

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