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【詩集】Shangri-La

サイドカー

作者: 野鶴善明


 若かった頃みたいに

 無茶して飛ばしたりしないよ

 サイドカーに君がいるからね

 エンジンを響かせて走る

 まっすぐ続く草原の道

 丘の向こうに澄んだ夏の空


 白いマフラー巻いて

 ゴーグルをかけた君は

 まぶしそうに楽しそうに微笑んでいる

 サイドカーも悪くないだろ

 風を切る気分はどうだい

 心が洗われてすがすがしいでしょう


  走れ サイドカー

  白い雲を追いかけて

  走れ サイドカー

  君の笑顔よ

  もっと輝け

  いつか話してくれた憧れの地へ行こう



 ほかのバイクに抜かされても

 もうムカついたりはしないよ

 サイドカーに君がいるからね

 君がしあわせそうなら

 僕はたまらなく嬉しいよ

 君の好きなスピードで走ろう


 カーブをゆっくり曲がる

 もうすぐ海が広がるよ

 磯の香りは心地いいものだね

 愛はそこらじゅうに

 転がっているけれど

 君の代わりはいない

 君しかいない


  走れ サイドカー

  君の夢は僕の夢

  走れ サイドカー

  僕らの風よ

  もっと輝け

  憧れを目指してふたりの旅は続く

  走れ 僕らの愛


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― 新着の感想 ―
[良い点] キャー! ヤバいですぅ〜(><)♡ 磯の香りと潮騒の幻覚がぁ〜! 野鶴さまの詩は、大人カッコイイ臭が立ち込めておりますです。 ヒロインになり切って幸せを噛み締めましたw 素敵な詩を…
2021/08/05 12:38 退会済み
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