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第6話

 奏は印象的な女性だった。ゼクスが奏を最初に見たときの感想だ。

 異世界人だからどこか違うということは頭では分かっていた。それでも実物を目にすると予想以上に惹きつけられた。


 短い黒髪と黒い瞳。まるで少年のような外見。女性にしては長身で、細い肢体は女性らしさにかけていた。

 ゼクスはすぐに女性であることに気づいたが、鈍い人間なら勘違いしそうである。


 奏は、いきなりの召喚にもあまり動揺していないようだった。

 泣き叫ばれるよりは良かったと思うべきだが、それにしてはあまりにも冷静すぎた。

 ただ、まったく驚いていないというわけではないようではあった。


 会話をしている最中も強い意志を持つ瞳が冷静にゼクスを捉えていた。

 だが、それでいてゼクスが近寄ると不安そうに視線を揺らした。強引に迫れば怯えて拒絶を示した。


(嫌われたか?)


 そうそうに対応を誤ったかも知れない。ゼクスは今後どう奏に接するべきか悩むのだった。

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