表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

世界シリーズ

それでも世界が回るから

作者: 時無紅音

 一年が365日であることに、普通の人は何も思わない。同様に、一週間が七日であることに不思議なことはないのだろう。

 しかし、よくよく考えればそれはおかしなことなのである。1日が24時間であることも、全ておかしなことなのである。

 何故なら、ここは地球ではないのだから。


 人類が火星移住してから3年がたった。それ以前に13年地球で過ごした僕にとっては、未だにこの環境は慣れない。

 異様なほどに少ない建物や人(移住したのはまだ一部だからだ)空は青くないし、海も対岸が見えるくらいに小さい。

 それでも、僕らは生きなければならないのだろう。地球に残してきた、家族や友人のために。

 人類がもう一度、生きるために。壊れた地球をもう一度作り直す。そのために、僕らは生きる。そのために、世界は回り続ける。何度でも繰り返し、永遠に。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ