表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
相正悟~杉山健二の冒険~  作者: 陶山雅司
5/9

ライアン

 「は~」


 ライアンはため息をついてスマホの電源を切った


 健二と連絡が取れなくなって3日が経とうとしていた


 あやは相正悟と温泉旅行と言っていた


 

 ライアンはあやに電話をしていなかった


 せっかく旅行を楽しんでいるのに


 余計な心配をかけたくなかった



 その時玄関のインタ-ホンが鳴った



 

 ライアンがドアを開けると


 そこには色黒の眼鏡をかけた男がいた



 「久しぶりライアン」


 と田中は言った


 ライアンは驚いた


 「田中さん、どうやって家が分かったの」


 「昨日、君がこの家に入るところを偶然見たんだ」


 と田中は言った


 「健二は」


 と田中が聞いた


 「今はいないわ」


 とライアン


 「それは残念だな」


 と田中は言った


 「健二に会いに来たんだが」


 と田中


 「残念ね、本当に」


 とライアン


 「ところでライアンは元気」


 と田中は聞いた


 「まあまあかな」


 とライアン


 「悩みでもあるの」


 と田中は聞いた


 「大丈夫」


 とライアン


 「それは良かった」


 と田中


 「実は最近、近くにアパ-トを借りたんだ」


 と田中は言った


 「そうなの」


 とライアン


 「ライアン、相変わらずきれいだね」


 と田中は言った


 「ありがとう」


 とライアン


 「また近くを通ったときに寄っていいかな」


 と田中が聞いた


 「もちろん」


 とライアン


 「じゃあ今日はこれで失礼するよ」


 と言って田中は出て行った




 その日も健二は帰ってこなかった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ