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挑戦者

作者: 魔法の呪文


初めまして。

魔法の呪文と申す者です。

日常ゲーム短編小説を書きました。

話を気に入ってもらえると嬉しいです。

よろしくお願いします。





 “バトルマン・パンチ”

 いわゆる、ツウシンカクトウ2Dゲームだ。

 これはイマから5ネンマエにハツバイされてセカイテキにブームをマきオこしたゲームなのだ。

 このゲームのトクチョウとして、ネットタイセンのスンゼンでアイテのプレイヤーのキャラクターをイッタイセンタクし、こちらがジユウにエラんだキャラクターとタタカわせることができるという、カッキテキなゲームだということをタカコがシったのは、ついサイキンのデキゴトであった。

 ちなみに、このツウシンカクトウゲームではプレイしたジカンがナガければナガいブンだけ、ツウシンタイセンでアイテのキャラクターをこちらにエラぶケンリがハッセイする。



「こんにちは、おジャマします」

 タカコはダンセイのドウキュウセイのヨソのヒトのイエへハイることがオオくなった。ジコクはヒルサがり。どこにでもあるヘンピなアパートマンションでのことだった。

 テレビのシタには、あのゲームがホコリヒトつカブらずにチンザしてあった。

「よう! タカコ、マっていたぞ」

 と、ガッコウのセンパイのサダオがイう。

 カレは、コトシでハタチになる。

 そしてコウコウにハイってからトモダチもツクれずに、ゲームばかりをしているというレッキとしたゲーマーなのである。

 そんなカレがコウコウをソツギョウしないワケは、ゲームザンマイでベンキョウをオロソカにしているからだというモッパらではユウメイなウワサだ。

「おい! タカコ、ゲームハジめるぞ」

 そうヨばれて、タカコは「はい」とイったが、ナイシンではノりキになれないままでテレビガメンのマエにキた。

 そんなカノジョのナイシンをミスかしたかのように、コホン、とセキバラいをしてからサダオがイう。

「コンカイ、オレがおマエをヨんだリユウが、ちゃんとワカってるよな?」

「“バトルマン・パンチ”のツウシンタイセンをしてカクしキャラをゲットするためでしょう?」

 なんとなく、トシウエのセンパイがアイテではケイゴクチョウになるタカコだった。

「そうだ、それだとも。しかも、1500カイイジョウもレンゾクでショウリをオサめてハジめてテにハイるというチヨウがツくほどのレアキャラクターだ! イマオモえば、5ネンマエ。あのコロのオレはまだニュウガクしたてのコウコウイチネンセイだった。そしてダレにもミムきもされないオレはついに、ツウシンタイセンで1500カイブンもレンゾクでカってミカえしたキブンになった。そして、オレは“パンチマン2ゴウ”というカクしキャラとデアったんだ!」

 そこで、タカコはタメイキをツきつつもイった。

「そんなハナシ、サダオセンパイジタイからミミにタコができるくらいキいてますよ。“バトルマン・パンチ”のマルチソウサキャラ、、“パンチマン”のコウケイキャラでしたっけ?…… それより、コンカイ“パンチマン2ゴウ”をホントウにテにイれたいんですよね。 すでに1500カイブンチカくレンゾクでカっていないと、デてこないはずですよ?」

 ちっちっちっと、サダオがミギテのヒトサしユビをサユウにフりながら。

「ふむ、キミは、オレがどれだけヒゴロヒトリでゲームにボットウしてるか、ワカっていないだろ? なんと、マイニチ、8ジカンイジョウもゲームをしてるのさ!」

「!? そんなにゲームをしていて、メがつぶれませんか? それと、ゲームのオトでコマクがヤブけないものなんでしょうか?」

「メはジッサイではあまりコクシしてないよ。プレイしてるとワかってくるけれど、カイゾウドがタカいコウセイノウのゲームのエイゾウは、そうでないエイゾウとクラべると、メにフタンがスクないんだ。チョウカクだって、プレイチュウではシンケンショウブだから少ししかミミはキノウしてない。だから、ダイジョウブだ」

 そうイって、サダオがグッドラックをする。

「ダイジョウブって……、むしろそれってキセキテキなシンタイコウゾウだとしかオモえませんよ。ダイイチ、それしかやることがないだけなんでしょう、サダオセンパイは」

「むむ、ずばりイってクるね……そうさ。オレはセケンではタシかにキミのイうトオり、ただのヒきこもりのニートさ」

 そう、サダオがどこかサビしそうにイう。

「だけどイチドツウシンタイセンをハジめたらセカイジュウであっとオドロくサイキョウのカンロクをフりまくようなムハイのゲーマーになるのさ! そう、オレのこのゲームのツヨさでは、ワレながらイジョウといえるほどだ! ツウシンタイセンをイドんだだけアイテのタイセンキャラクターがエラびホウダイだというツみカサねられたツウシンタイセンジカン! そして、このオレのジユウでテキカクなキャラクターをセンタクすることでアイテにフリなキャラをツカわせてミゴトにノックアウト! ウシシッ!」

 サダオのヒンのないエガオに、タカコはアキれた。

 そして、オヤユビをどんっとムネにオしツけるとサダオはイう。

「それゆえオレはこのゲームのツウシンタイセンではヤブれない!」

「サダオセンパイ……ヨケイなことをショウチでトいますが、そんなゲームばかりをしていて、オヤがシンパイしていないでしょうか?」

 すると、そこでサダオがすすりナくようなシグサをして、こうイった。

「オレのツウシンタイセンでのスウコウなリネンも、ユイショタダしきジョウネツやヒトシれぬウヌボれでさえも、オヤにはワカってもらえてない……しかし、そんなことでキズツくテイドでは、カクゴがタりないというだけだ。オレはあの5ネンマエ、“パンチマン2ゴウ”のCPUがタオせず、マけてしまったんだ。だから、そのリベンジをハたしてカつことで、いずれそいつをテにイれてやるんだ!」

「ケッキョク、マけたことあるじゃん……」

「アイテがゲームシステムのCPUだからセーフなの! とにかく、オレがあのイまわしいクツジョクをハらすべく、キミのことをヒツヨウとした」

 タカコは、ヒツヨウというコトバにムネがときめいた。

「つまり、イママデでもそうだったように、カクしキャラの“パンチマン2ゴウ”とフタタびソウグウするために、そしてオレがツウシンタイセンのショウリスウをカセぐために、タカコにぜひタイセンをコウタイしながらキョウリョクして“パンチマン2ゴウ”のモクゲキシャになってもらいたいんだ」

 それは、キョウリョクというよりも、リヨウというべきなのでは、とナイシンでやっぱりアキれた。

「ぜひもナニも、ここにいるということは、強力するってことじゃないですか?」

 そもそも、コトのホッタンとは、ヒきこもりのサダオをこのコウコウにツれモドそうと、ガッキュウイインからくじビきをヒいてアたったのがタカコのクラスであったところからハジまる。そのナカでカレをヨびコむためのシュダンとして、イママデでサダオがプレイしたことをシっている“バトルマン・パンチ”というゲームは、ダレもがやったことのあるユウメイなタイトルなので、それをプレイしたいヒトをドウキのナカからサラにくじビきをオコナわれてタカコがキまってしまったのが、スベてことのナりユきなのだった。そして、いざサダオとのゲームでツきアいダすと、カレのゲームアソびのセカイにヒきズりコもうとしてくるので、それにヒきコまれてガッコウのキョウシやらガッキュウイインやらくじビきをしたホカのドウキやらタカコのホゴシャやらとタつセがなくなるだろうからと、“カレのセカイ”からくるゲームのチュウドクセイとのセンビきがムズカしいのであった。

 そして、タカコはセイダイにカタをオとしてためイキをツくしかなかった。

「ナニはともあれ、これからもキョウリョクよろしく!」

 そうイって、マンメンのエみをウかべてグッドラッグサインをオヤユビでダしていたサダオのことが、ニクめなかった。

 それからモクモクと“バトルマン・パンチ”をコウタイでツウシンタイセンをしツヅけた。

 そしてナンドメかのタタカいをオえ、とうとう『ツウシンタイセンせのショウリスウが1500カイをトッパ!チョウセンシャトウジョウ!』というコウモクがついにシュツゲンしたのだった。

「サダオセンパイ、これって……もしや!」

「そうだ、……このヒがクるのをオレはずっとマちワびていたんだ!ミがウちフルえてトまらない!」

 まるでクリスマスにプレゼントをモラった5サイジのようなヒョウジョウで、サダオはオオヨロコびだ。このエガオをミていると、タカコはなぜかイトおしくなった。

 それからついに、カクしキャラクターとのソウゼツなゲキトウをセイし、サダオはブジにネンガンの”パンチマン二ゴウ”をテにイれるのだ。

「やったー!!!」

 すると、タカコがそこへカレのカタをタタき、そしてイった。

「よし、これでさだおセンパイも”パンチマン二ゴウ”をテにイれたね」

 パン。

「え、おマエも?」

「もうすでにモっていたんですよ、”パンチマン二ゴウ”」

「そうだったんだ……」

 それから、タカコはホトケのようなヤサしいまなざしでこうイう。

「これでサダオセンパイもシンのゲームトモダチのナカマイりですよね」

 タカコはツイに、サダオのヨロコぶスガタのウレしさにヨいしれて、”サダオのゲームアソびのセカイ”へヒきコまれてしまったのだ。

「そうか、やったー!!キミはナカマだー!」

「ねえ、サダオセンパイ、もっとホカにツヨいゲームってなんかないですか?」

 ウワメヅカいでニタニタしてイいながらタカコがホホエむと、サダオはヨロコびでカオをアカくソめながらイう。

「こ、これしかないけどぉ……」

「だったら、どんどんアタラしいゲームをカいなさいって。私がいろいろオシえてあ、げ、る」

「やったぁ……ついにこのオレもホントウのセイシュンがハジまるんだ!」

 すると、そこへ。

「サダオ!」

 ギクリ、とサダオはフりムくと、そこにはカレのハハオヤがオニのようなメンソウでメラメラとニえたぎっていた。カノジョのヒきコまれそうなキョウリョクなオーラにアットウされて、タカコはコトバをウシナう。イママデのシチュエーションがオトをタててコワれていくのがワカった。

「な、ナニか?」

「イいたいことはたくさんありますけれど、まずはカガミであなたのカオをよーくミてみなさい!」

 サダオは、オソるオソるカヨコからテカガミをテワタされてカレジタイのカオをミる。

 すると、そこにはハタチのカオがある。

「ひぃい!!!!」

 ようやく、ジブンのカオをミたカレのヒトミのウチにキョウフがウツしダされたようである。

「いいカゲン、コウコウソツギョウしなさーい‼」

 そこへ、ハハオヤからクりダされるオウフクビンタ。

 しかし、サダオはタクみにゲームノウでツチカわれたハンシャシンケイをアヤツっていともカンタンにヨけキってしまった。

 それからサダオはミゴトなスライディング・ドゲザをしてから、トツゼンのコクハクをしダす。

「カアさん!」

「キュウにナニ!?」

「……ジツは、オレがゲームザンマイのヒビをオクるほどにゲームをしてきたのは、カアさんがイッショにゲームをタノしんでくれなかったからなんだ。だからイママデ、オレはやるせないオモいをゲームにぶつけてキた。そんなヒビはずっとサビしかったんだ。そこで、オレがゲームイガイのことにイシキをムけなかったリユウは、カアさんがゲームのアイテをしてくれなかったことからなんだ。それに、オレはもうヒトリでしかゲームにイシキをムけられないというサビしいオモいをイダきたくはないんだ。だから、おネガいします! オレ“たち”のゲームのトモダチになってください! よろしくおネガいします!!」

 おマエは、アマえたガキかー!!! というココロのサケびを、しかしタカコはスンゼンのところでオしとどめた。

 そんなタカコのことをシってかシらずか、サダオのハハオヤはシバしのチンモクのあと、こうイった。

「ワカったわ。イマまでろくにゲームイガイのことをやってこなかったというサダオがカイシンしたいということなら、コトワれはしないわ」

「いいの? これからゲームでアソぶトモダチとしてよろしく、いいね、カアさん!」

「いいでしょう。サダオがイうゲームがイッタイどういうものなのか、イチドミてみるとするわ」

 それからサダオのハハオヤはカレからしばらくゲームのキホンソウサのことについてオソわることにした。

 サダオがカレのハハオヤにツカわせたのは、”アイーナ”というビケイでカワイいシグサをするオンナ・エルフ・キャラクターであった。

 ナゼそのキャラクターにしたのかというと、オンナのコのキャラクターがこのヒトリしかいないからだ。そのホカはミナ、センニンみたいなロウバやらマジョやら、何かとカノジョのトシにワりアわないキャラクターがそろいブみだった。

 そんな”アイーナ”のチョウショとはユミヤによるエンキョリからのコウゲキで、どんなにトオくからでもテキをイトめられることだ。しかし、タンショはセッキンセンがヨワく、パンチマンはおろか、パンチマン2ゴウにもよくセッキンセンで“エジキ”になるようなかわいそうなキャラだということを、サダオはダマっていた。そんな、カレとのナカがヨくなったタカコは、クチダししようとしたくてもコトバにダせない。

 あるテイドはCPUとのタイセンがうまくなってきたハハオヤがサダオにイった。

「もうスコしツヨいアイテがホしくなってきたかな?なんだかモノタりない」

「じゃあ、このオレとタタカう? そして、オレが1キ、カアさんが3キとハンデをツけたらどう?」

「いいわよ、じゃあハンデありでおネガいね」

 そのキジュンでタイセンプレイをハジめようとしたとき、サダオにマがサす。

「……でも、イッポウテキにハンデをつけるのはゲーマーとして”タイトウじゃない”よね?」

「タイトウじゃない? じゃあ、いったいどうすれば、このワタシとタタカってくれるというの?」

「じゃあ、そのジョウケンとして、オレがカったら”なんでもオレのイうとおりにしてよ”」

 サダオ! とタカコはサケびそうになった。

 そのコトバには、アキらかにさりゲなくマショウがカラんでいるのにキヅいたからだ。そんなタカコはオモわずカノジョのカオのホウをミた。そのヒョウジョウからはサダオのハハオヤがサダオのシカけをミヌいていたことはワかったのでアンシンしかけたが。

「それだったら、ジョウケンをヘンコウしてちょうだい。キスウはマをトってあなたとワタシで2つずつにしなさい。そのカわり、ワタシがタタカいにカったら”ゲームをもうプレイすることをイッサイヤめなさい!”」

 そこでタカコがカノジョのカオをコンドはまじまじとミツめた。ショウジキ、ナンのつもりなのかワからない。

 そんなハハオヤからのドウイに、ほーっと、サダオがオドロいたようにコエをモらす。

「ホントウにいいのかい? カアさんきっとマけちゃうよ?」

「もうスデにキめたことよ」

 タカコはオモわずサダオのハハオヤのリョウショウにメもアてられないオモいだった。

 タシかに、サキほどよりサダオのハハオヤはプレイがイチダンとウマくなっていたのはジジツだった。

 だけれど、そこにはサダオとのタイトウでないサがあったとしかオモえなかった。ナガいことゲーマーだというサダオとショシンシャのカラからヌけダそうとしていたカノジョとしてのタイトウでないサが……。

 しかし、このトキはまだ、ウまれて16サイと3カゲツのタカコにはシるヨシもなかった。サダオのハハオヤには、ゲームのソウサケイケンのサイゲツをノゾけばヒトイチバイタシャにヒけをトらないというユタかなジンセイケイケンをツんでいたとは。そこには、ゲームだけではカタりキれないというようなジッシャカイでツチカわれたカンセイとガクシュウノウリョクがソナわっていることも。

 サダオは、カノジョが”アイーナ”をそのままツカうとフんでいたので”パンチマン2ゴウ”をマヨわずセンタクし、ツウシンタイキガメンをセレクトする。そしてカレのガメンは、トレーニングルームのフィールドへウツる。そうなると、サダオはホカのキャラクターをサイセレクトすることができない。

 そこでケッキョク、サダオのハハオヤはなんと”アイーナ”をセンタクしようとしなかった。

 そのヨウスに、サダオはワズかなドウヨウがニジむ。

「さて、ナニにしようかな。せっかくだから、イママデタメしたことのないキャラクターをエラぼうかしら」

 タカコは、カノジョにジョゲンはイッサイしなかった。そんなしかし、タカコのメはカーソルをムけられたガメンのイッテンにムスばれている。

 ”パンチマン”

 アンテイしたバランスタイプ。そして、ナニよりもソウサセイのカンタンさで、ホカにはヒけをトらないというオーソドックスなカンじのスきキラいがスクないキャラクターだといわれる。

 ケッキョク、ハハオヤがセンタクしたのは、”それ”だった。

 サダオのシンパイは、カクシンへととムかいダす。

 そこでカノジョは、タカコのシセンがサキほどから “パンチマン”にちらちらムスんでいたことにキヅいていたのでエラんだようだった。

 ところで、”パンチマン”といえば、イママデのサダオがよくツカっているキャラクターのことだろう。

 ”パンチマン”というキャラクターのセイノウはショシンシャでもアツカいやすく、セッキンセンガタの”パンチマン2ゴウ”とクラべてセッキンセンヨウのブキがチイさめのダガーイッポンだけしかないというオンナ・エルフ”アイーナ”のジャクテンをジュウブンにカバーしていた。

 そして、このトキハジめてカノジョがタイセンのためのシンキプレイヤーのナマエをトウロクした。

 その名は、”チョウセンシャ”。

 あれから5ネンマエ、”パンチマン2ゴウ”をテにイれるためにサダオがフントウしたがケッキョクはハバまれたモジが、サダオへハイボクのフラグをタてた。

 そのノチにシったハナシだったが、5ネンマエにサダオが”バトルマン・パンチ”でカクしキャラの”パンチマン2ゴウ”とソウグウしたトキ、カノジョはグウゼンにも『ツウシンタイセンのショウリカイスウが1500カイをトッパした!チョウセンシャトウジョウ!』のトピックをノゾきミしていたようだった。

 つまり、”パンチマン2ゴウ”にマけたことのあるサダオをイシキテキにオいツめようとネラって”チョウセンシャ”というプレイヤーのナマエをトウロクした。

 しかしどのみち、ハハオヤがどんなキャラクターをエラんで、そこでシンキにプレイヤーのナマエをトウロクしたとしようとも、”パンチマン2ゴウ”をなんとかツカいこなせるようになるまでコンゴへのレンシュウがてらにエラぼうということでサダオにはセンタクがスデにナされている。

 サダオはシタウちをするしかない。

 そんなナカ、テレビのガメンにバトルフィールドがウツしダされた。

 ここでカヨコがタタカいにヤブれてサダオのゲームトモダチになったりでもしたら、それはタカコジタイがカレのゲームのセカイからヌけダすコウジツをウシナうことにもなりかねない。タカコは、サダオのハハオヤがこのタイセンにカつことをココロのナカでイノった。

 バトルカイシのゴングがナるとともに、”パンチマン”と”パンチマン2ゴウ”は、タガいにナれないソウサでアルきダした。

 しかし、サダオには”パンチマン2ゴウ”をうまくツカいこなせない。

 もともと”パンチマン2ゴウ”とは、”パンチマン”をキョウカしたバージョンであり、”パンチマン”ジタイよりもセイノウがスグれているせいか、そのブンだけアツカいがムズカしい。

 シタガって、このキャラクターをツカうとなるとサダオはアマチュアナミのプレイヤーのジツリョクしかダせていない。

 それにタイして、さすがはシャカイジンのイチインとでもいうべきか、サダオのハハオヤはこの1センのウチでめきめき”パンチマン”をミゴトにウマくツカいこなしハジめた。そのジョウタツぶりは、サダオをゲームチュウドクのジョウタイからスクいダしたい、というオモいがコめられていたからなのだろう。

 ハジめのうちは、サダオのホウがケイセイはユウリだったはずだが、そのジョウキョウがシダイにウツりカわっていき、ついにはギャクテンされていった。

 シバラくして、”パンチマン2ゴウ”からマッスル・メガトンパンチがハツドウ。ところがアたらない。

 そこに、”パンチマン”からのマッスル・パンチがクリーンヒットをした。

 バッコン、というニブいオトとともに、ガメンがまるでジゲンをユガめているかのようなエフェクトをウツしダした。

 そして、”パンチマン”のアカくなったコブシが”パンチマン2ゴウ”のカオへツきタった。

 そこで、”パンチマン”からレンゾクパンチをあちこち”パンチマン2ゴウ”カラダにメイチュウさせ、とどめのアッパーをキめコんだのだった。

 このジテンで”パンチマン2ゴウ”のタイリョクゲージはゼロチテンにまでへった。

 ”パンチマン2ゴウ”よりもイリョクのスクないタめワザだったのだが、もはやギャクテンするだけのカノウセイはサダオからタたれる。サダオのハハオヤのゲームのガクシュウスキルは、ダテではなかった。

 ”パンチマン”がカったガメンがウツしダされたとき、そのアシモトには”パンチマン2ゴウ”がアッケなくノびているモーションがウツしダされた。

 そこで、サダオのハハオヤはタちアがって、サダオのことをミオろした。

「さてさて、サダオ、ワタシからイいたいことがあります」

 そのヒトコトでスベてをサトるとサダオはカンネンし、ウワメヅカイにハハオヤをナサけないカオでミアげる。

「……ゲームをするのをもうヤめればいいんでしょう?」

 サダオのハハオヤがダマってウナヅいた。それで、タカコのカオのほうをミてホホエみ、そしてダオのカオをまじまじミつめてからこうイった。

「ワタシは、サダオにもっとゲームイガイのことをツヨくなってほしいとオモってます。だからこそ、あなたのこれまでのゲームでエたチシキをスベてスてサりなさい。そういうベンキョウにヨケイなものがあるから、あなたはいつまでたってもコウコウをソツギョウできないのですから。それとあなたはゲームノウにとてもドクされているから、ゲームトモダチとしてのエンもここでタちキりなさい。そして、ダイガクジュケンをメザしベンキョウにハゲみなさい」

 これは、ゲームにココロをトらわれていたようなサダオにとっては、スクいのコトバだとタカコはカクシンした。

 ……――それからというもの、サダオは、ハハオヤのノゾんだようにベンガクセイシンにハゲみ、ハイジンからダッキャクして、ついにウかったダイガクへムかいソツギョウしていった。

 ゲームでカレをキタえられなかったのはザンネンだったが、カレをハンメンキョウシにしながらゲームのやりすぎにはチュウイするようになったとタカコジタイはオモっている。

 そしてゲンザイ、タカコはハタチになって、このサダオとケッコンしてこっそりゲームをしながらシアワせなマイニチをオクっているのだった……。


いかがだったでしょうか。

読んでくれたらそれだけで幸いです。

また何か書きたいことができたら、よろしくお願いします。




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