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0-1 妹の告白

 

 最近お兄ちゃんが格好いい……


 大好きなお兄ちゃん


 中学まではちょとネクラで、ちょっとオタクで、ちょっとエッチな本も持っていて。

 そして……物凄く優しい。


 そのお兄ちゃんがメガネをやめてコンタクトにして、ボサボサ髪をかるふわウエーブにした。(恋する乙女補正です。)


「お、お兄ちゃんひょっとして高校デビュー?」


 お兄ちゃんと、もっとお喋りしたい、なでなでしてほしい、かわいいねって言ってほしい。


 でも、私の気持ちを知って……気持ち悪い子って思われたくない。


「嫌われたく無い」


 頑張って普通の妹の振りをずっとしていた。


 でも……そろそろ限界。



 中学校の時


 一度も同じクラスになれなかったけど、こっそりお兄ちゃんを見に行って、よく一人で本を読んでいたのを見かけた。



 それと、お兄ちゃんのクラスの子と友達になって、それとなくお兄ちゃん事を聞いていた。



「しおりんのお兄さんてさー、しおりんと違ってあんまししゃべんないよねー、クラスでも女子と喋ってるの見たこと無いーー」



 うん、お兄ちゃんは硬派で寡黙、格好いいーー大好き(恋する乙女補強です)



 でも中学3年の時、お兄ちゃんのクラスの友達に、またさりげなく聞いた時。



「しおりっちのお兄さん?、そう言えば時々麻紗美ちゃんと喋ってるねー」


「あさ、みちゃん?」


「そう、麻紗美えーっとしすいだっけな、さけさけいって書いて酒々井言いにくいからみんな麻紗美ちゃんて」


「おっぱい大きくて可愛いんだけど、麻紗美ちゃんってあんまし喋ってるのみないんだけどー、でもしおりっちのお兄さんとはよくしゃ、べって、る…しおりっち?どうしたのなんか顔色が」





 お兄ちゃんに彼女!




 それからもっと友達を作って、更にそれとなく聞く(栞に友達が多い原因)


「あはは、しーちゃんのおにいさんと麻紗美? 付き合っては居ないみたいだよー、えーーなにしーちゃんてブラコン?、あーーでも麻紗美とお兄さん同じ高校らしいねー」



 なんですってええええええええ!!!




「どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう」




「お兄ちゃんに彼女が出来たらどうしよう」



「最近すごく格好いい、ううん前から優しくて格好よかったけど」(恋する乙女強化)


「お兄ちゃんに彼女ができるのは時間の問題、お兄ちゃんはウルトラスーパー優しいから、彼女が出来たら裏切るなんてしない、そしたら手遅れ?」



「その前になんとかしないと、なんとかってどうするの」


「高校に入学、環境が変わり周りは知らない人だらけ、そこにお兄ちゃんが優しく俺に頼れって壁ドン」



 嫌ああああああああああああああ



 どんな子でも落ちちゃう、どうしよう(恋する乙女、もいいっちゅうの)



 邪魔をする? 家に連れて来たら二人きりにさせないとか、別れてってメール……ダメお兄ちゃんにに嫌われちゃう。


 私どうすればいいのおおおおぉぉぉぉぉ








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    こちら作品の完全改稿版を書きました         
  超絶コミュ力の妹と陰キャの俺、そんな妹に突然告白され、俺の高校生活がとんでもない事になった。           
  もしよろしかったら読み直してくださいませ(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
― 新着の感想 ―
恋する乙女補正のカッコ書きいらない〜。脳内補正が狂う
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