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66-3 生徒会の旅


「皆~~揃ってる?」


「……」


「返事してええ」


「…………」


「──あれ?」


「……………………ああ! 先生か」


 某アニメキャラそっくりのツインテール姿、担任兼生徒会顧問の……えっと……た、確か……名前は……。


「……裕君?」


「…………し、白……井……せんせい?」

 合ってるよね?


「な、何で疑問形?」

 

「えっと……ジャッジ……なんだっけ?」

 なんか甲高い声で、白井と被っていたような……。

 ですのとかなんとか?


「あだ名まで忘れたの! いえ、それは忘れて良いけど!」


「いやあ、先生ほんっっっとにお久しぶりです!」

 いやあ懐かしいなあ~~。


「会ってるから、何ならクラスで毎日会ってたから!」

 涙目で俺に抗議する白井先生、いやあ、なんかとてつもなく久しぶりな気がする……。


 とりあえず先生の事は思い出したということで。


 今の話は一気に飛んで修学旅行先の調査旅行の日なる。

 本日から学校は春休みに突入……1ヶ月ちょっと一気に飛ぶとかちょっとびっくり、なんか色々あって半年で3年弱位経っている様な気がする……気のせいか? 気のせいだよな?


「お兄ちゃん何ブツブツ言ってるの?」

 俺が一人でぶつぶつと言わされて、いや、言ってるのを見て妹は不思議そうな顔でそう言った。


「いや、何でも……」


「それで、皆いる?」

 先生が改めて生徒会メンバーを指差しながら思い出すように確認をする。

 先生も久しぶりで忘れているようだ。


「えっと、多分大丈夫……よね?」


 会長 那賀川(なかがわ) (あおい) 金髪の美少女、学校史上初の2年連続生徒会長、以前は元副会長 市川瑞希に洗脳されていたが、現在は自我を取り戻している。某国ロイヤルファミリーの孫。

 が先生の横で俺達を見回す。


「間違いなく全員揃ってます!」

 副会長 渡ヶ(わたがせ) 美智瑠(みちる) ロシアのクオーター、銀髪碧眼の美少女、ただし一人称が僕、子供の頃からの俺の親友、かなり天然の残念キャラだけど、責任感と正義感は人一倍強い、男勝りの僕っ子。

 が指差し確認をして全員いる事を先生に伝える。

 

「今日はぁ何で新幹線なのぉ?」

 書記 酒々(しすい) 麻紗美(あさみ) 栗毛のショートボブ、生徒会全員痩せ型体型なので、少しぽっちゃりしている様に見える。俺の中学の時の同級生、ボッチ仲間、おっとりした性格や舌ったらずな喋り方のせいで自分の中に引きこもっていた。特技は気絶……。

 が相変わらず舌ったらずなしゃべり方でそう言う。


「おほおお、新幹線でつか? 早いんでっしゃろなあ、○○の様に、うへへ」

 書記 セシリーマクミラン ダークブラウンの髪、ブルーアイ、抜群なスタイルと美しい顔立ちなのだかなりのオタク娘、しかしこれは作っているキャラで、大使の娘として出る所に出ればかなりキチンとしている……。

が、髪振り乱しながらいつもの様に妙な日本語で目を輝かせている。


「ねえねえお兄ちゃま、今日はずっと隣の席に居てね」

 マスコット 山野井 美月(やまのいみつき)黒髪超ロング、現在小学4年生、天才少女で、俺の可愛い従妹、ああ今日も美月は可愛いなあ……。

 が俺の腕をギュっと両腕で抱き付きながらそう言った。


「ちょっとお兄ちゃん! 鼻の下伸ばして! このロリコン!」

臨時役員 長谷見(はせみ) (しおり) 黒髪ロングの美少女、どこかで長谷川って書いていたら誤字なので報告宜しく(笑)化け物の様な対人スキルの持ち主、一応俺の妹で──さらには俺の恋人……です。


「誰がロリコンじゃ!」

 そして臨時役員の俺、長谷見 裕 平凡ボッチなんだが何故かここにいる全員から好意を寄せられている。学校では生徒会は俺のハーレムという噂が……。


「えっと、やっぱり雫さんは来なかったのね、茜さんは飛行機で行って向こうで待ってるって言ってたからここには来ないと」

 先生がブツブツと確認するように独り言を言う。


「それでぇ、どうしてぇ、私達は飛行機じゃぁ無いのぉ?」

 麻紗美が再度不思議そうにそう言った。そりゃそうだ、行き先は長崎、飛行機なら長崎空港まで諸々入れても3時間弱、新幹線なら博多から乗り換えて7時間以上……。

「えっと……まあ……予算?」

 先生が俺を見ながら少し困った表情になる。いや……飛行機なら行かないって俺が言ったからなんだけど、仕方ないだろ? 苦手な物は苦手なんだから!


「お兄ちゃん、大丈夫! 新婚旅行は船旅にするからね?」

 栞はそう言って俺の手を握る。


「うんお兄ちゃま、私は熱海が良いなあ」


「熱海って、随分と近場な」


「お兄ちゃま、あそこにねえ、秘○館って言う場所があって」


「……や、やめてえええ」

 小学生がそれを言ったら駄目な奴だから、また警告とか来ちゃうから!


「さあ、じゃあ行きましょうか」

 会長の号令で、皆がゴロゴロとキャリーを引っ張る。


 東京駅の通路で連なって歩く美少女の集団と俺……回りから好奇な目で見られている。

 これが1週間続くって思うと……「はあ……」とため息が出てしまう。


 誰だ? 羨ましいって言った奴、いつでも変わってやるから来い!

 

 また俺の平穏無事ば生活が遠ざかっていく……いつになったら終わるんだろうか、この俺の物語は……。


 

またも新作すみません(;´Д`)

https://ncode.syosetu.com/n7209gi/

【義理の妹に告白したら男嫌いだから無理と言われた、でもそのショックでTSしたら、迫られ捲って困ってます。】

TSした兄と義妹の話ですう(´・ω・`)

宜しくですう(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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    こちら作品の完全改稿版を書きました         
  超絶コミュ力の妹と陰キャの俺、そんな妹に突然告白され、俺の高校生活がとんでもない事になった。           
  もしよろしかったら読み直してくださいませ(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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