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63-6 悪夢の転校生(その他生徒会役員の思惑)


「えっとぉ……会長、なんでぇ私達だけぇ残ってるんですかぁ」


「なんでだろうねえ?」


「どう言うことでっしゃろか? 会長が残れとおっしゃったのではないでっしゃろか?」


「うん、まあそうなんだけどねえ」


「会長?」


「あ、うん、私達すっかり影が薄くなってるなって思ったからちょっと二人と話そうかなって」


「影がって……貴女会長ですがな、トップですがな」


「一応……会長なんだけどねえ、多分キャラが増えすぎたのが原因だと思うのよね、ただでさえ初瀬川姉妹を出した時にやり過ぎたって思ってたらしいのに、今度は悪役令嬢とばかりに西園寺 茜さんなんてキャラ迄出しちゃって、これじゃ益々私達の出番が少なくなって来るのかなってねえ」


「あーーーー、私もぉ薄いんだぁ……」


「まあ、濃いとは言えないわよね、まあ、それでも麻紗美さんはまだ良いわよ長谷川ハーレムの正会員なんだから、私とセシリーは準会員だからねえ」


「じゅ、準? わてと会長は準会員なんデースか?」


「そうよ、だって私とセシリーは告白してないでしょ?」


「あーー、そうだねぇ、っていうかぁちゃんとぉ聴いた事無いですけどぉ二人もぉ裕君がぁ好きなんですかぁ?」


「わたしゃ、栞狙いですがな!」


「あら、でも迫った事あるんでしょ?」


「だ、誰からそれをデース!」


「へーーセシリーってぇ両刀なんだぁ」


「ちゃ、ちゃいますがな、馬をいんとせんはまず将からって言いますやろ?」


「逆でしょ、まあ言ってる事はわかるけど、裕君誘惑したら、栞さんが黙って無いでしょ?」


「! は、はい……ちょっと調子に乗ってたら殺されかけました。社会的に……ごめんなさい」


「うわぁ……栞ちゃんからぁ社会的にぃ殺されかけるとかぁ、リアル過ぎてぇ怖いぃ」


「は、はい……世に出せない怖さでした。ガチで土下座して許して貰いました。ごめんなさい……」

 


「ほら、麻紗美さん、セシリーさんのキャラが崩れちゃうのでその話は駄目よ」


「ごめんねぇ」


「いえ、滅相もございません。ごめんなさい」


「えっとぉ、それでぇ会長はどうなんんですか?」


「どうって、まあ……嫌いではないわよ」


「そう言えば会長、前はご存分に裕殿に甘えて、お顔をペロペロして羨ましかったのに、最近はすっかりとおとなしゅうなられて、やっぱり栞殿から抹殺されかけたでおじゃるか?」


「ああ……まあ、抹殺はされかけてないけど、そんな時代もあったわねえ」


「あれってぇ、裕君をぉ、お兄ちゃんってぇおもってたからぁ、やってたんですよねぇ、って事はぁ、今はお兄ちゃんとは思ってぇ無いって事なんですかぁ?」


「そうなんだろうけど、まあ、書くのがめんどくさくなったんじゃない?」


「書くのってぇ……じゃあぁ今は好きなんですねぇ?」



「う、うん……まあ……」


「セシリーはぁ?」


「男の人では一番好きかも知れないデースね」


「じゃあ今回のぉ事はぁどうしますかぁ?」


「今回のって……あの茜って娘の話?」


「そもそもぉそれでぇ私達を残したんじゃぁないんですかぁ?」


「うーーん、まあ……って言うか麻紗美さんはどうなの?」


「私? 私はぁ今でも好きですよぉ? でもぉ私トロいからぁ競争は苦手でぇ」


「苦手だから……諦めるって事?」


「うーーん、それよりかはぁ、皆がぁ裕君に迫り捲ってぇ辟易した所でぇ私いがぁ裕君を癒そうかなってぇ」


「うお! 策士でございますですな」


「成る程ね、あの鈍感男ならそれも手かもね」


「でもぉ、それよりもぉ私、栞ちゃんのぉ事好きだからぁ」


「「あーーーーーー」」


「あの二人が兄妹だから、諦め切れないってのはあるわよね」


「うん……兄妹じゃあぁ無かったらぁ、とっくにぃ諦めてる……」


「そうなんデース、栞殿が一途すぎるんデース、付け入る隙が全く無いデース」


「皆そう言う考えなんだろうねえ……だからハーレムなんて言われる状態になってるんっだろうね」


「でーーも、あいつが来たらその均衡が崩れマーース」


「うん……」


「そうなのよね……栞さんの能力はあの茜って子にも通じるのかな?」


「今の所はぁ無理ですねぇ、そもそもぉ知り合うよりもぉ先にぃライバルって言うかぁ一番大切な物を奪うってぇ宣言しちゃってぇますからねぇ」


「そうか……栞さんにその気が無かったら、あのコミュニケーション能力も意味をなさないか……」


「戦争デース」


「セシリーいくらなんでもぉ戦争ってぇ」


「ううん……あるかも知れない……」


「会長? まさかぁ」


「あの茜って人はまだわからないけどただ者じゃ無い雰囲気がした……元副会長……瑞希と同じ匂いが……」


「元副会長……」


「瑞希が自分からいなくなってくれたから良かったけど、あのまま学校にいたらどうなってたと思う?」


「栞ちゃんとぉ副会長……それはぁ学校が割れますねぇ」


「でしょ? それと同じ空気を感じるの」


「……私どれくらいぃ気を失ってぇいられるかなぁ……」


「会長! 1つお聞きしたい事があります!」


「何? セシリー」


「美人揃いの前生徒会役員とお聞きしておりまする、その元副会長もかなり可愛かったんでっしゃろか? ペロペロしたくなる人だったんでっしゃろか?」



「…………さ、まあ、今は何も出来ないって事で……とりあえず帰ろっか」


「か、会長~~~しゃ、写真だけでもおおおお~~~~」





「……戦争……か……面倒な事にならなきゃ良いけど……」




久しぶりの3人会話形式セリフのみです、地の文が面倒だったわけではありません(笑)

評価、ブクマ、感想等よろしくお願い致します。


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    こちら作品の完全改稿版を書きました         
  超絶コミュ力の妹と陰キャの俺、そんな妹に突然告白され、俺の高校生活がとんでもない事になった。           
  もしよろしかったら読み直してくださいませ(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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