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40-1 美智瑠との初デート

20万文字を超え前回で2巻終了という感じです。

大体10万文字ちょっとで1巻っていうイメージで書いております。

改めまして3巻のスタートになります、よろしくお願いいたします。




 「さあ、やっと僕の出番だ!!」


「朝から気合い入っているな美智瑠~~俺はねみい……」


「なんだよ、僕との初デートだろ、あ、そうかそうか、楽しみで寝れなかったか」

 腕を組みウンウンと、頷く美智瑠……


「いや、昨日は美月にずっと添い寝を強要されて、寝れなかった……ねみい」

 それ以外に風呂に添い寝にキスに…フルコース強要された……疲れた……



「な、な、なななな、添い寝!!、き君は、しょ、小学生と一緒に」


「ハイハイそうそう、俺はロリロリ、今日美月が長野に戻る事になったからな」


「え!!、聞いてないぞ」


「ま、昨日決めたみたいだからな」


「そうか……折角友達が出来たのに」


「ありがとな、美智瑠……まあすぐに帰って来るから」


「そうなのか?じゃあ帰ってきたら、またみんなで遊びに行こう」


「そうだな」


「しかしこれでロリキャラの座が空位に……そして僕がそこへ」


「だから美智瑠はロリキャラじゃない、ただのひんにゅ……」


「なにか言ったか」

 美智瑠が持っていた日傘の先端を俺に向ける、何故に日傘なのに先端が尖っている?


「えっと……ひ、ひ、品格のあるキャラだよな、うん」


「そうか?うん僕も前々から自分には品格があるって思っていたんだ、うん」



やっぱり美智瑠は残念キャラがぴったり嵌まる……



「……それよりその格好は?」

 ずっと突っ込みたかったんだが、ようやく突っ込めた……


「どうだ?似合うだろう?」


「何故に着物?」

美智瑠は薄い青に白い花が下の方にのみ散らばっている柄で、帯は白に少し金色の模様が施されている全体的に比較的シンプルな柄の着物を着ていた。

銀色の髪をアップにして飾りの付いた櫛と、かんざしを挿している。


 美智瑠はロシアのクオータで、物凄く美しい顔立ち、外国人の着物姿って少し違和感もあるがそれを上回る綺麗さ……まさに妖精が異世界から来たような、そんな姿に魅いられそうになる……


 まあでも……、性格は残念で僕っ子なので魅いられないけどね……



「君との初デートだからな、正装してきたぞ!」


「正装って……でもどうしたんだ?その着物?借りたのか?」

 わざわざ借りたとするとお金が……美智瑠ってお金持ち?


「いや、叔父さんが去年再婚したんだけど、その奥さんが着物を結構持っているらしくて、こんなこともあろうかと前に貰ってきた」


「へーー」


「そこの兄妹は凄かったぞ!」


「何が?」


「君たちとは正反対だ、物凄く仲が悪い!、君たち一度一緒に行って見せつけてくれないか?」


「やだよ!なんでだよ!」


「でも端から見るとお互い意識しあってて、結構面白かったぞ」


「なんだそれ?」


「ただの宣伝だ、どうだ一緒に見に行ってみるか」


「俺と栞が美智瑠の親戚に会いに行ってどうするんだよ」


「まあな、それに君たちのイチャイチャを見せつけれれたら僕も耐えられなくなるから止めておこう、君たちは甘口過ぎる」


「俺たちはワインか何かかよ……で、そんな格好までして、今日はどこへ行くんだ?」


「へ?」


「え?」

 二人して駅前で変な声を出し会う……え?


「デートというのは男の子が行き先を決めるんじゃないのか??」


「え? デートって誘った方が行き先を決めるんじゃないのか??」


 地元駅前で俺と美智瑠は呆然と立ち尽くす……ちなみに俺の格好は白いシャツにデニムだ……良いのかこの組み合わせ?すげえ目立つ……


「だ、だ、だって……僕デートしたこと無いんだ……君が引っ張ってくれないと……」

 美智瑠は真っ赤な顔であたふたする、えーー昨日電話で僕に任しておけみたいな口調だったじゃないか……


「俺だって、妹以外とデートなんて…………あ、美月とこの間行ったか」

 女子と二人きりでどこかに出かけるって、妹と美月だけだよな?

美月とはデートかと言われると微妙だけど……保護者?


「妹と小学生としかデートした事ないって……そんなんだから君は恋愛に疎いんだ!!」


「デートしたことない奴に言われたくないよ!」


「しょうがないだろ、僕は君の事を昔から…………」

小声でゴニョゴニョ言う美智瑠、マジ聞こえん


「え?なんだって?」


「聞こえてて言ってるだろう、○鷹さんか?」


「同じ、『はせがわ』だしなってなに言わせる」

あの妹も可愛いな、でも美月の方が可愛いけどな!!(あくまでも主人公の意見です……)


「でもどうするんだ、このままって訳には……」

 流石の美智瑠も地元駅前で朝から着物姿は恥ずかしいのか、周りをキョロキョロしている……うーーん


「でも、その格好だと行くとこ限られるだろ?」


「最近は着物でどこでも行くって話しを聞くぞ、別にどこでもいいんだろ?」


「いやそんな事を俺に聞かれても……美智瑠行きたいところってないのか?」


「あるにはあるんだけど……」


「なんだあるのか、じゃあそこに行こう」


「うん!じゃあ行こう」


「で、どこへ?」


「えっとね、東京タワー」


「……今時ですか……」

 まあ、スカイツリーよりはいいか、人混みは苦手だし


美智瑠との初デート、東京タワーに向かった……て言うか東京タワーって何駅?



波乱のデートが始まる……のかな?


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    こちら作品の完全改稿版を書きました         
  超絶コミュ力の妹と陰キャの俺、そんな妹に突然告白され、俺の高校生活がとんでもない事になった。           
  もしよろしかったら読み直してくださいませ(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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