光源の存在
掲載日:2017/08/06
田の畦道細く
両側の水田の
真ん中突き抜けて
道を歩く
傍らの蛙
暫く睨めっこ
草が足首に掛かり
服に触り
種を遠くへ
飛ばして行く
巣立ち行く燕
台風の前
青と白の空を舞い
赤い首元
高速で通り過ぎる
もっと早く飛べたらなら
きっと
火の鳥に変わるだろう
必ず
火の鳥に変わるだろう
映り入る二色が
自らを奮い立たせるなら
日常の中
彩りは
虹色よりも増える
新しく出来た雲を
拒む事ない空は
海との境目で
綺麗な太陽を産む
火の鳥は
時に烏になり
一鳴き上げれば
その烏は
火の鳥になる
存在が灯りになるなら
何処に居ても分かるだろう
光源の存在
雨を降らせようと
雹を降らせようと
雷鳴鳴り響き
強風耐え抜く中
苛立ちと幼さ
廻るのは
未来の後
過去の先
道端の蛇は
舌を出しても
あれが
生きてるという事
巣立ち行く燕
白の空と青の空
行き交う
黒い尾を
二つに破りながら
何かを引き換えに
きっと
火の鳥に変わるだろう
必ず
火の鳥に変わるだろう
映り入る二色が
自らを奮い立たせるなら
激流の中
気泡は
虹色よりも増える
直ぐに弾ける
希望と絶望との境目で
残存する物はだけが
必要な物
火の鳥は
時に烏になり
一鳴き上げれば
その烏は
火の鳥になる
存在が灯りになるなら
何処に居ても分かるだろう
光源の存在




