12/14
ぼくのしあわせ
それはきっとカフェ・オ・レ。
ほろ苦さ、香り。
まろやかさ、舌触り。
ほのかな甘さ。
朝、昼、夜、深夜。
それぞれ一杯。あるいは二杯。
たまに手が狂って甘くなりすぎたり、
苦味が強かったり、
もったりしたり。
そういうのも、案外好きだったり。
それはきっとフレンチ・トースト。
かりかりの耳、さくさくの表面。
じゅわっとした中身、とろける甘さ。
黄金色の朝。
それはきっとぬいぐるみ。
ふわふわの毛並み。は、見る影もない。
何年も一緒でもうくたくた。
でも、ないと眠れない。
ぼくのしあわせ。その形。
それはきっとカフェ・オ・レ。
白と黒の中間。
灰色じゃなくて、肌色。
人肌のような、液体。
喉を通る人体。
それがきっとしあわせ。
こういうのを一生書き続けたい。




