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短編置き場  作者: 渋音符


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忘れられたコーヒー

思いついたものを書く場所です。


 飲むの忘れたコーヒー

 ぬるくなっている

 コップを伝う涙が

 少し濁っている

 水溜まりに浮いているのは

 (ほこり)と灰と木(くず)

 震えているだけのそれを

 じっと見ているだけ


 持ち上げたコップから

 (しずく)が落ちて

 膝を打って

 パジャマのチェックに

 水玉を塗った


 スリッパの隙間

 指の(あいだ)

 ぴちょんと濡れて

 こそばゆくて

 手のひらでできた逆さの傘

 コップの底に被せた


 忘れ去られて泣いていた

 コーヒーに氷とミルクを足して

 頼りないストローでゆっくり

 (なぐさ)めた


 舌の上

 喉の奥

 からみつくやわらかな苦み

 そこに隠れたちょっとの甘み

 ぬるさ

 冷たさ

 曖昧さ


 誰も飲まないコーヒー

 冷めてしまっている

 コップを伝う涙も

 ()れてしまっている

 机の上に染みているのは

 白くかすれた()っかで

 いつか目立たなくなるのを

 じっと待っているだけ

これからもちょこちょこ書くつもりですけど、更新頻度は多分そんなに高くないです。

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