放たれる光
水晶玉から放たれる光が、私とサクラを優しく包み込む。守護者の言葉は、まるで古の神託のように、私の心に深く響き渡る。深淵の呪いは消滅させることができない。しかし、制御し、均衡を取り戻すことができる。その言葉を反芻しながら、私はサクラを見た。彼女の瞳にも、決意の色が宿っている。
「ミタム、どうする?私たちは、どうすればいいの?」サクラの声は、いつもより少し低い。
「私たちは、星々の記憶を辿り、宇宙の真理を学ばなければならない。そして、自身の内なる創造と破壊の力を理解し、調和させるんだ」私は答えた。「それが、深淵の呪いを制御する唯一の方法だ」
守護者は、静かに頷いた。「お前たちは、Portalへの道を知っているはずだ。そこが始まりの場所であり、創造主の意志に触れる場所だ」
Portal。それは、私が以前に訪れたことのある、異次元への入り口だ。そこには、想像を絶する試練が待ち受けている。しかし、深淵の呪いを止めるためには、そこへ行かなければならない。
「Portalへ向かいます」私は、守護者に向かって言った。「創造主の意志に触れ、深淵の呪いを制御する力を手に入れます」
守護者は、再び水晶玉を輝かせた。すると、私の目の前に、Portalへの道が開かれた。それは、光り輝く螺旋階段で、遥か上空へと続いている。
「Portalには、様々な試練が待ち受けている。心の鏡、知識の迷宮、創造の祭壇……。それらを乗り越え、創造主の意志に触れることができれば、お前たちは深淵の呪いを制御する力を得ることができるだろう」
私は、サクラと共に、螺旋階段を登り始めた。階段は、まるで生きているかのように、私たちを拒絶するように揺れ動く。しかし、私は、一歩一歩、着実に進んでいく。
「ミタム、少し怖いけど、あなたとなら乗り越えられる気がする」サクラは、私の手を強く握りしめた。
「ああ、私も同じだ」私は、微笑んだ。「私たちは、必ず深淵の呪いを止める」
螺旋階段を登りきると、そこには、眩い光に包まれた空間が広がっていた。Portalは、すぐそこにある。私は、深呼吸をして、Portalへと足を踏み入れた。目の前に広がるのは、見たこともないような光景だった。




