遺跡
遺跡を後にして、私たちは再び森の中を歩き出した。イズミは、森の精霊たちに感謝を伝え、私たちをエメラルドシティへと案内してくれる。深淵の呪いの根源を断ったことで、森の瘴気は消え去り、空気は清々しく澄んでいる。 「ミタム様、サクラ様、本当にありがとうございました。おかげで、この森も、エメラルドシティも救われました」 イズミは、私たちに深々と頭を下げた。私は、彼女の肩に手を置き、微笑んだ。「イズミ、君の力も大きかった。森の精霊たちとの協力なしでは、深淵の呪いの化身を倒すことはできなかっただろう」 サクラも、イズミに優しく微笑みかけた。「イズミ、あなたは本当に勇敢で優しい人ね。私も、あなたのような精霊使いになりたいわ」 イズミは、照れくさそうに頬を染め、微笑んだ。「ありがとうございます。でも、私はまだまだ未熟者です。もっともっと、精霊たちとの絆を深めて、人々の役に立てるようになりたいと思っています」 私たちは、イズミと共に、森の中を進んでいく。すると、前方から、何人かの人影が現れた。彼らは、エメラルドシティの兵士たちのようだ。 「ミタム様、サクラ様、イズミ様!ご無事で何よりです!」 兵士たちは、私たちに駆け寄り、安堵の表情を浮かべた。彼らのリーダーらしき人物が、私たちに深々と頭を下げた。「長老エルダー様より、お二人が無事に戻られることを、心待ちにしておりました。どうぞ、エメラルドシティへお越しください」 私たちは、兵士たちに案内され、エメラルドシティへと向かった。街の入り口では、長老エルダーをはじめ、多くの人々が私たちを出迎えてくれた。彼らは、私たちに感謝の言葉を述べ、盛大な歓迎の宴を開いてくれた。 エメラルドシティは、深淵の呪いの影響から完全に解放され、活気を取り戻していた。人々は笑顔で溢れ、街全体が喜びと希望に満ちている。私は、この光景を見て、心から安堵した。私たちは、深淵の呪いを打ち破り、人々を救うことができたのだ。 長老エルダーは、私に近づき、深々と頭を下げた。「ミタム様、サクラ様、あなたはエメラルドシティの英雄です。あなた方のおかげで、私たちは再び平和な日々を送ることができます。心から感謝申し上げます」 そして、彼は私に、古代文明の記録が記された書物を手渡した。「この書物は、あなたに託します。深淵の呪いの歴史、そして、それを打ち破るための知識が記されています。どうか、この知識を未来へと繋いでください」 私は、長老エルダーから書物を受け取り、深く頷いた。私の旅は、まだ終わらない。深淵の呪いの知識、そして、創造主としての力、これらを使い、私は、世界の歪みを浄化し、人々に希望を与え続ける。 宴は夜遅くまで続き、私たちはエメラルドシティの人々と共に、喜びを分かち合った。




