サクラと共
私はサクラと共にエメラルドシティを目指して歩いている。深淵の呪いの儀式が記された禁書を読み返し、呪いを完全に断ち切る方法を探し求める。しかし、書物に記されているのは、複雑で難解な儀式ばかりだ。どれもが大規模な準備と、莫大な魔力を必要とするものばかりで、今の私たちがすぐに実行できるようなものではない。
「何か手がかりはありそう?」サクラが私の顔を覗き込むように尋ねる。
「ああ…だが、どれも大掛かりなものばかりだ。今の私たちには、難しいだろう。」私は、そう答え、禁書を閉じる。
私たちは、しばらくの間、無言で歩き続ける。森の中は、静かで、時折、鳥のさえずりが聞こえるだけだ。しかし、私は、その静けさの中に、何か不気味なものを感じる。まるで、何かが私たちを監視しているかのような、そんな感覚だ。
「ミタム、何か気になることでもあるの?」サクラが、私の表情を見て、そう尋ねる。
「ああ…何かが、私たちを監視しているような気がするんだ。」私は、そう答え、周囲を見渡す。しかし、そこには、何もいない。ただ、木々が生い茂っているだけだ。
「気のせいじゃない?深淵の呪いの影響で、少し神経質になっているのかも。」サクラが、そう言い、私の肩に手を置く。
「そうだといいんだが…」私は、そう呟き、警戒を解かずに歩き続ける。
その時、私の背後から、何かが近づいてくる気配を感じる。私は、反射的に身を翻し、アトランティスの竪琴を構える。すると、そこには、巨大な狼の姿があった。しかし、その狼は、普通の狼とは異なり、全身が黒い瘴気に包まれている。その姿は、まるで、深淵の呪いの化身のようだ。
「深淵の呪いの影響を受けた魔物か…」私は、そう呟き、竪琴を奏でる準備をする。
「ミタム、気をつけて!普通の魔物とは違うわ!」サクラが、そう警告する。
私は、頷き、深呼吸をする。そして、竪琴の弦を弾き、聖なる旋律を奏で始める。竪琴の音色は、森の中に響き渡り、魔物の瘴気を打ち破ろうとする。しかし、魔物は、その旋律に動じることなく、私に向かって突進してくる。私は、竪琴を奏でながら、魔物との距離を測り、攻撃のタイミングを見計らう。深淵の呪いの魔物は、想像以上に手強い。しかし、私は、決して諦めない。私は、サクラと共に、この魔物を倒し、エメラルドシティを守り抜く。




