聖なる泉
聖なる泉が輝きを取り戻し、エメラルドシティの人々に安堵が広がる中、私はサクラと共に長老エルダーの元へ向かう。エルダーは深い皺を刻んだ顔に、満面の笑みを浮かべている。
「ミタム、本当にありがとう。君がいなければ、エメラルドシティは…」
エルダーは言葉を詰まらせ、深呼吸をする。
「泉の浄化は成功したが、問題はまだ残っている。深淵の呪いは、完全に消え去ったわけではない。瘴気の根源を断たなければ、再び泉が汚染される恐れがある。」
エルダーは私に、深淵の呪いに関する古代の書物を手渡す。それは、深淵の底に潜む邪悪な存在について記された禁書だ。書物には、深淵の呪いを封じるための儀式が詳細に記されているが、その儀式は非常に危険で、失敗すれば命を落とす可能性もあるという。
「深淵の呪いを封じるためには、忘れられた祭壇へ向かう必要がある。そこは、かつて深淵の神を崇拝していた神殿の跡地であり、呪いの力が最も強く残っている場所だ。」
エルダーは真剣な眼差しで私を見つめる。
「祭壇には、強力な魔物が棲みついている可能性もある。危険を承知の上で、私に力を貸してほしい。」
私は、エルダーの言葉に頷き、禁書を手に取る。書物を読み進めるうちに、深淵の呪いの恐ろしさがひしひしと伝わってくる。この呪いは、人々の心を蝕み、絶望と狂気に陥れるという。エメラルドシティを守るため、私は深淵の呪いを封じることを決意する。
サクラと共に、忘れられた祭壇へ向かう準備を始める。祭壇へ向かう道は険しく、魔物との遭遇も避けられないだろう。私は、アトランティスの竪琴、聖なる泉の水、そして精霊たちから授かった力を頼りに、困難に立ち向かう覚悟を決める。




