続く道
私はサクラと共にエメラルドシティへと続く道を歩む。古木の浄化を終え、森の精霊たちの声が再び力強く響き渡るようになったことで、心は穏やかだ。しかし、エメラルドシティに近づくにつれて、何かがおかしいことに気づく。街全体を覆うエネルギーが、以前よりも淀んでいるように感じるのだ。 サクラも同じように感じているようで、不安げな表情を浮かべている。「ミタム、街の様子が少し変ね。何か悪いことが起こっているのかもしれない。」 私は頷き、注意深く周囲を観察する。街の入り口に近づくと、その異変はさらに明らかになる。街の住人たちの表情はどこか硬く、活気が失われている。いつも賑やかな市場の喧騒も、今日はひっそりとしている。 エメラルドシティの門番に話を聞くと、最近、街の中で奇妙な事件が多発しているらしい。人々が突然倒れたり、物がひとりでに動き出したり、原因不明の火災が発生したり…。街の長老エルダーたちは、その原因を調査しているが、未だに手がかりは見つかっていないという。 私は、門番に感謝を述べ、サクラと共にエメラルドシティの中へと入る。街の中は、外から見た以上に異様な雰囲気に包まれている。人々は不安げな視線を交わし、何かに怯えているようだ。私は、長老エルダーに会うため、エメラルドシティの中心部にある長老の家へと向かう。 長老の家は、いつも静かで落ち着いた雰囲気だが、今日はどこか張り詰めた空気が漂っている。家の前には、数人の衛兵が立っており、厳戒態勢を敷いている。私は、衛兵に身分を明かし、長老に会いたい旨を伝える。衛兵は、私とサクラを警戒しながらも、長老の家の中へと案内してくれる。 長老の家の中に入ると、長老エルダーが、深刻な表情で椅子に座っているのが見える。長老の周りには、数人の側近が控えており、何やら話し込んでいるようだ。私は、長老に近づき、挨拶をする。「エルダー様、ご無沙汰しております。ミタムと申します。今日は、街の異変についてお伺いしたく、参りました。」 長老エルダーは、私を見て、少し驚いたような表情を浮かべる。「ミタム殿、よくぞ参られた。実は、街の中で起こっている異変について、私も頭を悩ませておるところじゃ。もし、そなたの力で、この異変を解決できるのであれば、ぜひ協力してほしい。」 私は、長老エルダーの言葉に深く頷く。「エルダー様、私にできることがあれば、何でもお申し付けください。この街の平和を取り戻すため、全力を尽くすことを誓います。」長老は静かに頷き、私に街で起こっている異変について詳しく説明を始める。




