エメラルドシティ
エメラルドシティに戻った私は、サクラと共に長老エルダーに森での出来事を報告する。エルダーは静かに頷き、「お主たちの活躍により、エメラルドシティはまた一つ守られた。しかし、お主が感じている通り、歪みはまだ残っておる。真の平和のためには、根源を断たねばならぬ」と言う。
長老は、古文書を取り出し私に手渡す。「これは古代文明の記録の一部だ。歪みの根源に関する記述があるかもしれぬ。調べてみると良いだろう」 私は古文書を受け取り、エメラルドシティの図書館へと向かう。図書館には様々な書物が所狭しと並んでおり、その数は膨大だ。私はサクラと共に、古文書に記された情報を頼りに、歪みに関する記述を探し始める。
数時間後、私は一つの記述に目を留める。「深淵の呪い…異なる次元から溢れ出した悪意が、この世界に歪みをもたらす…」。記述には、歪みを封じる方法も記されているが、それは非常に困難な道のりのようだ。「精霊の力を借り、聖なる場所で儀式を行う必要がある…」
その時、図書館の奥から、老人の咳き込む声が聞こえてくる。声の主は、図書館の管理人である老人だ。老人は、私たちに近づき、「深淵の呪いについて調べておるのか?それは危険な知識だ。安易に手を出すべきではない」と警告する。
私は老人に、歪みを根絶やしにする決意を伝え、協力を求める。老人はしばらく考え込んだ後、「わしは、この図書館で長年、禁書を管理してきた。深淵の呪いに関する知識も多少はある。お主たちの覚悟が本物ならば、協力しよう」と言う。
老人の案内で、図書館の地下にある禁書庫へと向かう。禁書庫は、ひっそりとしていて、まるで時間が止まっているかのようだ。老人は、埃を被った古書を取り出し、私に手渡す。「この書には、深淵の呪いの詳細と、それを封じるための儀式が記されている。しかし、儀式を行うためには、特別な場所が必要だ。それは…精霊たちが眠る聖域の奥にある、忘れられた祭壇だ」
私はサクラと共に、老人の言葉を胸に、新たな決意を固める。忘れられた祭壇…そこが、歪みの根源を断つための最後の希望となるのだろう。




